「あやかし・妖怪？」を含む小説

　薙が目を覚した場所は、見知らぬ故郷だった。 　見覚えのない建造物の数々、周囲を囲む城壁、そして自身にかけられた"身に覚えのない罪" 　同時に、彼は「閻魔」としての力の大半を…

　モノノケが見えることで狂人扱いされてきた少女、四辻茉莉。彼女は最愛の両親とペットを亡くし、自らも命を絶とうとしていた。そこに現れた謎のシルクハットの青年、鴨公宏。彼は茉莉の自殺…

小香は、西遊記の悪役・牛魔王と羅刹女を祖父母に、聖嬰大王(紅孩児)を父に、そして、人間の母を持つ9歳の少女。 だが、それが原因で小香は学校で虐められ辛い思いをする日々を送っていた…

＊「真白」学校でいじめにあい、自殺を図ったが未遂。トワの湯に逃げるように匿ってもらい、住み込みのバイトを始める。人間なんてだいっきらい。 ＊「アギ」鬼。初代に受けた恩を返すため…

　可愛がられた思い出のない祖母の葬式にイヤイヤ参加させられたあかり。 　楽しい遊園地の予定が潰れ母にも叱られ、腹立ち紛れに古びた風鈴に八つ当たりしたのが運の尽き。幽世に攫われたあ…

　雑貨屋「五十鈴屋」で働きながらゲーム配信を趣味としている、何処にでもいるような青年、五十鈴裕昌(いすずひろまさ)は、保護猫カフェで片前足のない黒猫を譲り受ける。黒音と名付けた愛…

打ち捨てられた古道具が変じたもの、それが付喪神。 人世の翳に蠢く彼らを取り締まるのが、九十九物怪取締局（つくもぶっかいとりしまりきょく）。 生活の中で生み出されてしまった物怪た…

大量リストラの波に飲み込まれた樟葉よろず（くずのは　よろず）は祖父から土地を相続される。 都会から離れた田舎の地でスローライフ………の筈が辿り着いた先は妖怪ひしめく人外魔境！？ …

畏怖を纏い恐怖を紡ぐ古書店・纏屋書店が扱う本の中でも人一倍質（たち）も胸糞も悪い ４つ目の物語を今語ろう。 　闇を纏ったような大鴉。その幼児並に大きい鴉が飛び回ると人が消える。…

女は家事をしていればいい。学問など必要ない。そんな時代錯誤で権力を持つ父親の元に生まれてしまった主人公松雪良子。 親に言われた通りの人生を歩んでいたある日、不思議な雰囲気のクラス…

　過去に妖怪と暮らしていた青年の部屋に妖怪ぬらりひょんが現れる。 　※こちらの小説はHPや他の投稿サイトでも公開しています。 　◆「辻世怪異譚」シリーズ

普通の高校生だった出雲かなたは、ある日から夢の中で男性と出会うようになった。そして、化け物が見え始めてしまう。夢の中の男性から化け物が妖怪であることを知る。 そこから始まる、出雲…

生まれた時から神や妖怪が視える主人公・坂東昴。 あることをきっかけに神のバイトをするようになり、両親の死の謎、自分がなぜ普通じゃないのか、そして自分の正体がなんなのか……等が明ら…

　最近車町、今で言う東京の港区周辺で発火元不明の火事が多発し、小さな騒ぎになっていた。ただ火事ならここまで噂として流れ移る事もないだろう。 　噂の元凶は青火とその火事で燃やされ…

星使い　ティンクル・ライツ ☆ 第一部「願いは流星とともに」 ☆ 「流れる星のキセキをここに！」 妖精、それはかつて人の側にあった者達の名。今は遠き記憶の存在となっている者…

場所は日本。時は大正五年――古来より日本を牛耳る裏華族《うらかぞく》の一家・古野羽《このは》家の次女として生まれた真鶴《まつる》。日の国を守る祝貴品《しゅくきひん》の一つ・長雅花…

―黒急須の中、孤独、我あり―。 　とある頃から変わった形をした黒急須の噂が、玄人の陶芸家、コアな骨董品収集家だった者の間で噂が立っていた。 （奇怪で怪奇な黒急須が回ってきたら…

　魑魅魍魎が跋扈する日本において、数百年に渡り妖怪退治を生業にしてきた神邊家。その神邊家の現当主である神邊裕也は退治屋の才能がまるでなかった。そのせいで裕也は四人の子供たちと神邊…

【新感覚あやかしバトルラブコメ】不幸体質の高校生が『神力使い』となり、異世界『現世』で怪異トラブルを解決しつつ成長する物語。居候先の神社で巫女との恋の予感！　予想のつかない展開と…

「……わ、わたしたち、正真正銘の、敵になったってこと？」 　輪野村には、犬猿の仲である魔術師の一族、三日月一族と桜一族が暮らしている。妖怪退治の依頼を取り合ったり、決闘をしたりし…