是非ご自身で読んでいただきたいので、ネタバレは避けます。
心を通わせていく過程が素晴らしい作品。
妖精と人と人が徐々に互いを受け入れていく過程は感服しました。
この作品の素晴らしさは、読者に理解させる労力を消費させない文章力によるところが大きい。
ファンタジーな世界観なのですが、読んでいく内に「ああそういうものなんだなぁ」って受け入れてしまう文章です。
キャラクター達も変に自己主張せず、そういう性格なんだと自然に受け入れてしまえると思います。
ゆえにそれぞれが等身大の悩みを持っており、悩みへの共感が心を通わせた時のカタルシスとなっています。
他のレビューを書かれた方が仰っていた通り、読んでいる内にそういう子なんだなと感じ取ることができます。
感じ方は人それぞれだとは思いますが、何か一つは心に残る作品だと思います。
ぜひ読んでみてください。
現代社会がもたらしたのは
”人間界の繁栄”
と
”妖精界の衰退”
でした。
天真爛漫なライツ
と
心に芯を持った主人公
たった3話で、彼らの魅力が伝わってきました。(3話で読みやめた意味ではありません。もちろん一気に最新話まで読み切りました!╭( ・ㅂ・)و ̑̑)
それは、作者様の最低限かつ的確な表現描写によるものだと思います。決して説明調になり過ぎず、でもストレスも感じない。
説明ではなく、彼らの一挙一動から「あぁ...この子は、こんな子なのか」と、頭の中でキャラが出来上がっていくのです。
今作はアリエッティ(ボクの表現力不足です。ごめんなさい)のような物語にファンタジーが見え隠れするようなストーリーです。
読者にも作者にもオススメ出来る。
そんな一作です。