「青」を含む小説

〈僕〉、水野ヒカルは生まれつき特殊な共感覚をもっていた。危険を知らせる人や物は赤色に、幸せや安心をくれる人や物は薄青色に光って見えるのである。 その体質を気味悪がられて人付きあい…

嘘には「色」がついています。「真っ赤な嘘」は御存知だと思いますが、「真っ青な嘘」、「真っ黒な嘘」、その上「金色の嘘」まであるのです。よろしければ、少しばかり私の話を聞いてもらえま…

【KAC20246 お題　トリあえず】 とりあえず、小鳥のお話です★

KAC20246お題「トリあえず」に無理矢理投稿したのに、次のKAC20247のお題が「色」だった！　こんなことってあるの？　ワタクシ予知能力にでもめざめたのか？　ということでト…

私は学生の頃から作家になりたいと思っていましたが、大学生～社会人になってからしばらくは、日々に追われて全くものが書けなくなってしまっていました。 そんな私が、またものを書き始めた…

『過去最大の面倒事のにおいがするぞ』 最近やけに人間くさくなってきた守護聖獣がため息まじりにつぶやく。 諦めてるくせにー。 面倒事？大歓迎じゃない。 ギリギリ青ウルフの攻撃が…

【完結しました！沢山の応援ありがとうございました！】 いいかい少年。人間はどこまでいっても人間だ。この意味がわかるかな？ 過ぎた欲望は自分も、周りの人間も、そしていずれはこの…

沖縄の修学旅行を引率していたときに出会った、とある品にまつわる思い出を語ります。というより、お題発表当日に起きた実話です。これもまた運命？ KAC20245「はなさないで」参…

この作品は、与野高校文芸部にてランダムにお題を二つ引き、それをテーマに書いたものです。 「ミステリー」×「近未来」 作・D（でぃー）

　私は真っ暗な部屋で目を覚ました。周りは薄暗く、場所が分からない。ただ、壁には奇妙な模様が浮かび上がっているのが見えた。私はゆっくりと立ち上がり、その壁に近づいていった。 　す…

　46秒後、46分後、46時間後、46日後……それは、正体不明の病で倒れた桜山瞳が、目を覚ますまでの時間だった。瞳はもう助からないと半ば諦めていた、瞳の交際相手・青都。彼に医者が…

たった一人の少女は英雄になった。 400万人という膨大な戦死者を出した史上最恐最悪の戦争 「終末戦争」 それをたった一人で終結に導いた少女を、人々は尊敬と畏怖を込めてこう呼んだ…

神路市の中心部に位置する神路駅前にある“コンビニエンスストア・アクア”。東京に本社があるらしいけど、どこをどう見ても売店の延長線上の店。そんなアクアでアルバイトの碧青（あお）はア…

時限爆弾を前に草千里一里は、相も変わらず黒崎棺とくっちゃべる。

引っ越し先の田舎で出会った同級生・粳田を連れた逃避行。 父の友人の元を訪ねてまで成し遂げたかった僕の短い旅から数ヶ月が経ち、春になった。 気づけば、高校の卒業式。 中学生の頃に…

《あらすじ》 　専属の侍女に階段から突き落とされてから、カールがかったセミロングヘアの青っぽい黒髪に青から紫のグラデーションの綺麗な瞳の少女【リピア＝スターダスト】は前世の記憶を…

「私」はある日とある能力を手にする。 目に映らなければ、死んだも同然。 青鳥学園文芸部の3月お題、「なんらかの移動時間の最中のみで完結する短編執筆」に参加しました。 副題：ネット…