色はただ色であるはずなのに、私たち人間は様々な意味を込めます。そして、なんとなく、「好きな色だなあ」と思ったり、「嫌な色だなあ」と思ったりする。それは本能なのか、経験に基づくものなのか。さて、なぜ語り部は、「黒」はやる気が出る、と言うのでしょうか。読み進めていくうちに、その意図と、語り部の正体がわかります。祈りは、何色なのでしょうか。
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ほのぼのした自分語りから、事態はシリアスに急変し、衝撃の真実へと向かって急降下していく…短編のスピード感を最大限に活かした秀作です!