この祈り、届いて欲しい。

このお話を読み始めてすぐ

作者様はこんなに大変な場所にお住まいなの⁉

と思ってしまいました。
近況ノートも拝見させていただいているので、あれ？とも思ったのですが……それくらいに、緊迫感が伝わってきまして。

そしてまさかの、「トリあえず」からの「トリアージ」！
そしてさらにまさかの、天使さん目線のお話だったなんて！

「トリアージ」を使う現場は、多くの死傷者が発生している場所です。
いわば、悲惨な場所です。

痛い、苦しい、助けて。

そんな場所で活躍しているのは、レスキュー隊の方々や医療関係者の方々などの、人間だけじゃないんだなと。
天使さん達も、一生懸命に、残念ながら助からなかった方々をいち早く天国へ送り届けるべく頑張ってくれているんだなと思うと、少し救われるような気がしました。

それでも、やっぱり思ってしまいます。
天使さんが祈ってくれている通りになって欲しいと。
誰もが、『こんなに慌ただしく旅立たなくてもいいように。』と。

どうかこの祈りが、天へ、神様の元へ、届きますように。