「短編、ショートショート ファンタジー」を含む小説

２０歳前後のころ、書いた作品。環境問題テーマを、私なりにファンタジックに描いてみたかったんだろう。と、推測。（もう、覚えてない）

吸血鬼・アルバートは弱っていた。 それはずっと人間の血を吸っていないから。 暗闇の世界に住む彼の最期の望みは、傍にずっといてくれるヴァイオレットの顔を見ることだった。 でもヴァイ…

事故で死んでしまった「俺」。彼はエリックという青年の頭に間借りする形で意識のみ転生してしまう。 一方エリックは自分の頭にある謎の記憶の正体を確かめるためスキルを使い、接触を試みる…

今はもう廃れてしまった題材や流行、懐かしい要素を盛り込んで書いてみた完結型の物語。 作者の完全気まぐれのショートショートです。 気まぐれなので更新は不定期ですが、道すがら楽しんで…

田代は気づいてない。自分の財布の中で1円玉が他のお金達相手に騒いでいることを。 1円玉の主張とは、いったい何なのか？ ショート現代ファンタジーです。 こんな1円玉は、あなたの身…

さまざまな言葉を小瓶に詰めるように。 不思議な話、温かな話、怖い話、それら様々なものを詰め込んだ掌編です。

「神様になったら何をする？」を聞いてみた。

「夢」を売り買いできる魔法使いの少女と、売れないミュージシャン男。そんな2人のすこしふしぎなショートショート。

滅んだ世界に、廃虚のように残された、巨大なる夢蝉の抜け殻。その中に人々の街はあり、詠み人の紡ぐ物語は、殻を光で満たしていた。しかし、四六番目の殻の詠み人カタリは、物語を紡ぐことを…

身体の悪い僕。お気に入りの桜の木があったけど、満開を見る前に退院することに。同室の竹原さんに誘われて、病室を抜け出し夜の桜見物に出かける。突然現れた不思議な女の子と僕は話す。

丘の上に竜は眠っていた。丘から見下ろせる時計塔の街。それは竜の夢に巣くう街だった。 KACの締め切りが迫ってきたので、駆け足ぎみです。いつか加筆したいな……。

寝てみる夢と、起きて抱く夢――その二つは別物なのか、一緒なのか。 本来別であるはずの両者が重なったとき、人はどうなってゆくのだろう。

体が紙で出来ている紙人間は、窓がひとつきりの部屋で、紙の鳥を折る毎日を過ごしていた。彼の生涯はその部屋で完結するはずだった。詩と出会うまでは……。

世界には宝という不老不死の少年しかいなかった。これは、そんな宝の物語である。 『紙とペンと世界』

魔王のダンジョンは最近なぜか暑い。 そんな部下の不満も知らず、魔王は魔女と駄弁るのでした。

　匿名で「始まり」をテーマに2,500字以内で書く短編コンテスト！ 　板野かもさん主催の個人企画、第1回 #匿名短編コンテスト・始まり編に参加した３作品の１作目です。 http…

樹海でわたしは首を吊ろうとしていた。死にたくてたまらなかったわたしに、そのフクロウは、透きとおった声で語りかけてきた……。静かな樹海に佇む、おしゃべりなフクロウの夢。

詩的な作品ですが、そうは感じられないかもしれません。

学校からの帰り道、交差点にさしかかった少年は、横断歩道を渡っている途中で影の世界に迷いこんでしまう。空は真っ黒、地面は真っ白、人々は黒い影で顔もわからない。そんなありふれた迷子の…