「音」を含む小説

　夏の夜空に花火が弾けたそのとき――綺麗な黒髪の少女・富良野美苗と吉津友也の『物語』が、塔の上で始動する。 四年ほど前に執筆した青春恋愛小説です。よろしくお願い致します。

◆この作品は私の処女作をリメイクしたものです。発表時とはタイトルや構成を変えましたが、大筋はそのままです◆ どこにでもいる普通の大学生、笹原太一(ササハラタイチ)はいつも…

　薄暗い道、人がいてもうっすらと影が見える程に暗い道。 　その日、1人の女性がぽつぽつと鳴り響く音といっしょにその女性もまた、大きく透明な粒を落としていた。 　　右手に握ってい…

星月 猫様の【第1回】幻と謡われし者たちよ 《もし、現実世界に“使い魔”がいたとしたら》に参加させていただきました。 使い魔がいる世界を描く小説企画です。 企画URL htt…

右目に歴戦の猛者のような傷を持ち、常に校舎を一望できる位置から睨みを利かせる『大魔王』東出栄介くんは、別に大魔王ではなかった。 よかれと思って行動しても、その風貌から誤解されるこ…

研究者の卵が引っ越し先で聞いた2階からの衝撃音。その正体とは！？ 短編ホラーですぐ読める！サスペンス要素ありで意外な展開にゾワッ。エピローグまで読んでください(重要)！

　昔から超絶不運体質の銅蓮音。 　いつも事故に遭ったり、殺人現場に居合わせたりする程度だったが自分にしか無い能力のおかげで死ぬ事が無かった。 　いつも通り学校に行くため電車の…

くだらないことで自殺した。『私』は望まれるままに自分を殺した。人は死んだらあの世に逝けるって聞いていたのに、どうして『私』は今もさ迷っているのだろうか。──腹立たしい。 …

この作品のセリフはエロく聞こえるだけです。 想像力を働かせて、読んでみてください。 ※（を、ん）はありません。 配信者・VTuberセリフ枠で自由にお使いください。

山咲球悟の速球がミットを鳴らす音は常に味方を鼓舞し、安心させた。端的に言って彼は天才だった。 4/23 コンテストのためまったくもって不本意ながら、意志に…

高校生の夏休み前の放課後。校舎横のグラウンドから野球ボールがバッドに当たる音が聞こえた。 ―――青春だなー。 ふと、そんな他人事のように考えながらも、河野楓は小学生時代の夏休…

「光と闇」「音と沈黙」「形と無」—— ナニモナイけど、シュラとリンの世界には、何かがある。 「Flying Human」 https://kakuyomu.jp/wor…

今日の日記は長くなりそうだ。小脇に抱えた風船がキュキュッと音を立てた。

人の感情を秋月識音(あきづきしおん)は色、白石葉月(しらいしはづき)は音で判断する能力を持っており、識音は人の感情は色とりどりだが、本来の景色の色が見えないこの能力を邪魔だと思い…

大好きな柚樹先輩と初デート。 好きな人と特別な時間を過ごすため、一生懸命おしゃれした。 緊張しながらも楽しみにしていた綾音だが、恥ずかしくてトイレに行きたいと言い出すことができな…

春から引っ越すため、片付けに追われる主人公。忙しい日の中で、ふと、長い間触れること無く放置されていたピアノの蓋を開ける。

時は15世紀。 大英帝国に鐘の音が鳴り響く。 処刑の合図だ。 手首を縛られ首枷を嵌める魔女が鉄の処刑台に立ち、その瞬間人々は歓喜した。 この国が待ち望んだ魔女の死を。 …

人工降雨器ごと開発が放棄され、雨の降りやまなくなった小惑星カリワ。そこに家出をしてきた二人の少女、ライカとフーリエには、それぞれの目的があった。思春期の情動にとっては重要な、それ…

清涼な音色で知られる“明珍火箸風鈴”。その音が消えた後で、犯行が起こった……のか？　風鈴を始め、夏の風物詩が大量登場。