「思い出」を含む小説

　水泳部に所属する速水大海（はやみひろみ）には忘れられないトランペットの音があった。金髪の女性が奏でた金色の音。その音を探して大海は第三軽音楽部所属する幼馴染の城鈴葉（じょうすず…

紙とペンと思い出。 あの時と同じペン、同じ場所。 一つ違うのは手作りの紙か本物の紙か。 今日幸せの契約結びました。

あなたとわたしが、何通も書き続けた手紙の思い出。 そこに秘められたわたしの思い。 この手紙が届く頃に、わたしはあたなのもとへ向かいます。

言葉を失った少女は優しいおじいちゃんに連れられて喫茶店に通うようになる。そこには、無口で物静かだが美味しいコーヒーをいれてくれるマスターがいる。そんな少女とマスターのお話です。

あの頃、体が弱かった私に付き合ってくれていた彼に 私はもう一度逢いたかった 懐かしいおはじきと共に、君の温もりが再び――――

テーマは、 「紙とペン、そして暗号」です。 留学生の少女、桜子は落書き魔。 でも絵理栖にはそんなこと関係なかった。 留学生なんかより、提出期限を過ぎてしまった進路志望のプリ…

暗闇のエッセイ。つまらない小説のようです。 しかしながら、事実でもあるのです、既に。

命を絶った僕は薄らいでいく意識の中、１６歳の夏休み、という過去に戻っていった。 故郷・山形への１人旅。そこで出会ったどうしようもなく古く鄙びた汽車に滅入りながらも誇らしく思う気持…

人の記憶は消えていくものだから、私が代わりに記録するのだ。

師匠が亡くなった。 葬儀に参列しなかった僕のもとに、彼がやって来る。 思い出の場所で昔話でもしようと誘う彼の本当の目的とは……？

主人公の私は動物園に来ていた。キツネの檻を見つけた時、私は過去を振り返る。キツネのキーホルダーであるキーちゃんとの辛い思い出を。【カクヨム3周年記念選手権】お題【2番目】にて書か…

カクヨム3周年記念選手権　二日目のお題向けに書きました。 【2日目お題】 『2番目』 春は花が芽吹く季節。 そして出会いと別れの季節。 そんな一コマを描きました。 よろしけれ…

3周年記念選手権「2番目」投稿作品です！ 「1番目の恋は偽物だったのか？」2番目の恋に悩む青年と人気俳優を目指す友人の話。季節は夏、舞台は北海道札幌市、旭山記念公園と中島公園です…

ただの想い出。 とくに教訓もなく、オチもなく、ただ風化しないために書こう。 ……でも、書いてみて驚いたのは、もうすでに忘れていることやあやふやなところが多いということだ。

東日本大震災の記憶は、非被災者の私にとっても人生の基点ではあるのです。

並べ立てた言の葉より。 過ぎ去った思い出より。 ただ、君の血の味が知りたい。

会社帰りの彼女と、まだ学生の彼。 幼馴染の彼らが話す思い出話は、「二番目」に関すること。 春の湿った匂いと一緒に、新しい風が吹く予感。 カクヨム3周年記念のために 書き下ろし…

幼かった頃の私は声がする森へと分け入った。 ホーホー。ホーホー。 という声に導かれて。 カクヨム3周年記念選手権【1日目お題】「切り札はフクロウ」参加作品です。

夏の日差しを避けるため、街の中にある小さな公園に避難した高校２年の女子・小野田美月(おのだみつき)と斉田亜美(さいだあみ)の２人は、亜美が幼い頃の思い出話をする中で、とある事実が…