概要
もう一度逢いたかった
あの頃、体が弱かった私に付き合ってくれていた彼に
私はもう一度逢いたかった
懐かしいおはじきと共に、君の温もりが再び――――
私はもう一度逢いたかった
懐かしいおはじきと共に、君の温もりが再び――――
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!君はいつも、赤いおはじきを選んだよね。
体の弱い主人公の少女のもとを、少年はいつも見舞ってくれた。主人公と少年は、おはじき遊びが好きだった。
主人公が選ぶおはじきの色は、決まって赤が入っていた。
「赤が入るのはつよそうだよね」、そんな風にささやいた。
いつも五分五分で終わるおはじき遊び。
やがて少女と少年は大人になって再会を果たす。彼の手にはあの頃のように万年筆が握られていた。そして少女は、自分が何故赤いおはじきだけを選んでいたのか告白しようとして、彼にとめられる。彼は牡丹柄のおはじきを模したプレゼントを用意していたのだ。そのプレゼントとは?
そして明かされる切ない真実。
「君が赤い色のおはじきを選んだ本当の理…続きを読む