「ただわたしだけが」を含む小説

案内が終わって、最初の泉のまえに戻ってきて、わたしは男の子に言った。「わたし、あなたとすぐに泉に飛び込むのもいいかも」

拙い詩を投稿します。 読んでくださると嬉しいです。

五年生の合同授業で、五色百人一首のかるたをすることが決まった。 わたしは、自分の好きな句があるピンク札でエントリーしようかなと思っている。 そこへ、青色札かピンク札のどちらを選…

ここは坂の上クラフトビールバー。日本各地のクラフトビールに、寡黙なマスター。そしてバイトのわたし。 ごくごく普通のビアバーなのに、なぜだかお客さんは妖怪ばかり。 今日もビール片手…

「わたし、あの娘を殺しちゃったかもしれない……」 あたしが手を引っ張っていたから。後ろを振り返ると、あの娘はいつもそばにいた。記憶を振り返った先にあった、「あの娘」と帰った通学路…

通学路が怖い。 何かが後を付いてくる。 そう語った後、女子高生は姿を消した。 その怪談を聞いてから、通学路は変異した……。 一日、また一日。それは少しずつ近づいてくる。

ごく普通の女子高生・青嶋ミチは、ある日妙な巻物を拾ったことから三本足のヘンな烏と一緒に異世界に飛ばされてしまう。そこで出逢った傷だらけの男・篝を成り行きで助けたはいいけれど、わた…

――あの子たちに突然無視されるようになった。いいんだけど。 高校一年生の町田歌子は、クラスで一人ぼっちだ。気にしないようにしているけれど、正直落ち込む。それだけでなく、家では終…

人を救いたい女の子と死ねない女の子が出会う物語。

全5話&α。後日談1話。

ひょんなことから妙にトリッキーな女の子と知り合ったので、 彼女の人生を自叙伝小説風に代筆させてもらうことになりました。 ふざけていたり、怖かったり、謎解きだったりします。 なお…

戦場で死んだはずの〈ミノル〉は天才少女〈スミレ〉によって助けられる。 かのじょとすごす研究室での生活は楽しくおだやかなものだったが、ふたりを取りまく戦況は徐々に悪化していく。 ス…

「夏と言えば、何？」 「私はスイカ。そっちは？」 「俺は、星、かな」 「女子よりロマンチックなやつ言わないでよ」 授業間の10分休憩の会話を積み重ねた、おしゃべり女子と気だるげ…

欺瞞な太陽。ぺちゃんこのグレゴオル・ザムザ。幽世の通過儀礼。都市伝説に巻き込まれたわたし。それは裏世界を巡る宇宙的恐怖への入口に過ぎなくて。ただ出来るのは振り返らないことだけ。

伝えたいのに伝えられない、そんな心の中の想いはLINEなんかじゃ伝えきれない。「好きだよ」の一言じゃ短すぎる。 そう考えた女の子が、好きな男の子に宛てた一通のラブレターです。 わ…

思春期とか青春とか、そうやって言葉にしてしまうとなんと綺麗なことだろう。 平凡な日々が幸せなどと、そんなお為ごかしはいらないのだ。 友達だと笑う彼女たちが、わたしを好きだという男…

小学生の夏目アリスは、心に湧き上がる「描きたい」という気持ちにまっすぐに、毎日絵を描いて過ごしていた。終業式に表彰されるのも、もう数えられないくらい。そのたびに一人きりで上がる壇…

夢、頭の中を混ぜ合うとどうなるかという夢、記憶が急に鮮明になって終わる夢、 夢に身もだえする僕は彼女と出会った、頭の中で、頭の中を？ 彼女の頭と僕の頭はかき混ぜられてお互いを知っ…

女子高生の結が、父と仲違いしている祖父母を探し当て、会ってみると…… 個人的観点からのパフォーマンス難易度：☆☆☆☆ ＜規約＞ ＊フリー作品としてどこかで演じられてもOKです…

これはわたしが大学生だった頃のお話。駅前で配られているティッシュを受け取ったわたしは、そこに入っている見慣れない広告に心を惹かれてしまいました。