「ホラー 短編ホラー」を含む小説

小学生の頃、私はとても不思議な体験をした。 八月、家族と祖母の家に訪れていた私は、電車で数駅離れたいとこの家に、すっかり遅くなるまで遊びに行っていた。 慌てて帰路についていた最中…

夏休みのある日。“僕”は友達のC君と一緒に、自転車に乗ってちょっとした冒険に出かけていた。 霊感の強い祖母の、「今日は嫌な予感がするから出かけないほうがいい」という忠告を無視して…

とある小さな村にある沼、「隠し沼」。 私はその沼に、掃除の時間中にうっかり壊してしまった花瓶を投げ込んだ。 この沼に見られたくないものや秘密にしておきたいもの、隠したいものを投げ…

イザヴェル皇国の辺境にて、ある夜、奇妙な仔牛が産まれる。 牛の体に人の頭を持つ「それ」は「これより五年のうち、魔獣が多く出る、その後、魔の者の王が現れる」と預言した。 後に「件（…

桃井伶奈(25) 瀬戸響(28) 宮間英子(25)

いじめっ子への復讐を目論む中学生の青葉タカシは、悪魔を呼び出すべく毎日のように悪魔召喚に心血を注いでいた。そんな彼の前に、「光の悪魔」を自称する浮浪者然とした男が現れる。

コンカフェとは、コンセプトカフェの略称です。 コンカフェにもいろいろあり、めいど◯ーりんとかは、ライブがありオムライスにも絵を書いてくれて、1990年代のメイドを具現化した素晴ら…

ある国では誤字脱字を憎む人物が大統領になり、誤字脱字を厳しく取り締まるようになった。大統領親衛隊が町を練り歩き、誤字脱字を取り締まり、次々と作家を処刑した。

ある昭和の秋のこと、「私」は友人から、少し変わった噂話を耳にした。 「禁陵さん」と呼ばれる、コックリさんに似た儀式のこと。ひとりきりで行うその儀式で禁陵さんに質問すれば、誰も教え…

ICレコーダーが捉えてしまった怪異の話

とある村の少年と斧の出会い

とあるバイトをした学生。その「或るバイト」とは。

―俺はノートに記された― 本なんて興味ない。そう思っていた竜也は春介に誘われてやってきた図書室で一冊のノートを見つけた。ノートには、印刷された文字の羅列。五ミリ方眼に記された小説…

今日はしゅうまつで、ぼくの誕生日。かぞくでお祝いしてくれるんだって！

某地方の電話ボックスにまつわる話

　ぼっち陰キャの私の、唯一の友達――通称、無口くん。 　無口くんは一切喋らない。質問には、首を縦に振るか、横に振るかのアキネイター式。 　でも、私はそれでいい。私の言うことをみん…

数年前に『愛』『糸』というテーマで書いた5000文字縛りの短編小説です。

写真を撮るのが好きな男の子。成長と共に時代で移り変わる機材と共に大人になる。 そして、大人になって知る真実とは……。