「分からないけど」を含む小説

〝森深き国〟ヴァルトラント王国の騎士・ハンスは、王太子妃となる姫君を招く舞踏会で、奇妙な少年に出会う。 王国の警護を任されるハンスは、素性の分からない少年を訝しむが、意外にも少年…

さようなら、は正しい言葉なのだろうか。 それは人間が言う言葉だ。私はほんの少しだけ、考えた。人間が自由であることは多分、未来が分からないからだ。決まっていないからだ。

私の将来は決まっている。 ヴァイオリニストになること。だから、そこから逆算して今日やること明日やること…1年先にやることだって決まっている。同級生達は進路の決まっている私のことを…

日々生活する中で、ふと浮かんできた言葉や想いを綴りたいと思います。 言うなれば日記のような、そこまで大層なものでもないメモ書きのような、そんなものです。 『ちいさな物語。』シリ…

心温まるハートフルストーリィ 読めばほっこり、共感間違いなし！ 話も短く、お手軽に読めるんじゃないかと思いますたぶん。

小説家になろう等で「万葉集はじめました」という万葉集解釈を書いていたのですが、なかなか面白く読みやすく、とはいかず、変な論文みたいになったり調べが調べを呼んであっちこっちに興味が…

はるか昔から存在していた精霊の間に、生まれた双子の白雪紫苑と白雪ゆり。寝る事と絵を描く事が好きな紫苑と、音楽と紫苑の事が大好きなゆりはとある理由で世界から隔離されていて、初めて見…

―何も分からぬ子羊のふりをして、子供は大人を欺くのだ― 平凡な中学生、佐藤は(内申点稼ぎのため) 老人ホームへのボランティアに参加した。 が、手違いで児童養護施設の雑用に。しか…

　あの日の真実は誰にも分からない。 　あの人の真実は誰にも分からない。 　けれども、それでも、 　――願っても、構わないだろうか。 （2007年制作／文学サークル機関誌投稿作…

普通の■学生。/普通の女の子だった。 何の変哲もない一般人。/私は力を貰って■を殺した。 事件に巻き込まれた事は一度もない。/でも死んだ。■■■■が私の命を蝕んだ。 でも人生はガ…

　こんな噂を聞いたことがあるだろうか。 『全財産を差し出すと、誰だろうと必ず殺してくれる殺し屋がいるらしい』 　というものだ。無論、ソースがどこにあるかなんて分からない。しか…

　自殺|幇助《ほうじょ》を依頼された。 　報酬は一千万。前金二百万。 　なぜ、と何度訊いたかも分からない。 　どうして、と自分に何度問いただしたかも分からない。 　僕は手のひら…

クリスマスイブの夜、僕は読んでいた短編の通りに願い死んだ母親を生き返らせた。 家族が何なのか、母親が何なのか。僕にはそれが分からない。けれど、生き返らせた母親と一週間という猶予を…

私のアカウントを訪問してくださり有難うございます。公開している作品が多いので一体どれがいいのか迷う事もあるのではないでしょうか？ そんな人のために簡単な案内をさせて頂こうと思いま…

独特の考え方の主人公だが。。。？

顔をあげてみるとみんなの目が、ガラス玉になっていた。誰もが色を失って何も分からなくなってしまった。

指を折るたび、祈りは虚しくなる。 この繰り返しで、誰かが救われたかは分からない。

　保育園の遠足で、陽翔（はると）が奇妙な生き物を拾ってきた。 　オレンジゼリーを型から外し皿の上に盛りつけたようなその生き物は、ぷるぷると震えるように動くだけで本当に生きているの…

調査地区“トゥエルブ”、異常現象“アノマリー”、次々と投入される実験動物“カナリア”。 誰も、何も分からない。ただ、彼ら、彼女らが語ったこと。それだけは、事実としてそこにある。

幽霊も不思議も、僕にとっては些細な日常。 地味で目立たない、勉強も運動も普通。特技といえば「幽霊を視ること」。 そんな僕、山田太一の家族もまた霊感が強い。中でも姉の真麻江は人と霊…