「愛したい」を含む小説

森羅万象から産まれる、思念や思考を持つ塊である魔物という生き物がいる。 それらは稀に人間の前に現れて自ら決めた人間と契約する。 人々は契約者を絆術師(はんじゅつし)と呼んだ。 …

とりあえず見てくれ！

高校生男子が家族旅行に出かけ、夜に散歩をした事から歯車は動き出した。 朝にはなかった不思議な道が開けて、彼は吸い込まれるようにその道をたどる。 そこで彼が出会ったもの… これは…

魔導王国は滅亡しかけていた。 呪われ、裏切られ、もう2度と誰も愛そうとしない冷徹なエルフの王さま × ドライで現実的な、うっかり不死身能力をもらってしまったトリップ高校生の、じれ…

愛してるって。 愛してるって。 そう言って僕は――失った。

「学校中のトイレットペーパーが盗まれた。お前には犯人を探してもらいたい」 「あなたはまだ、トイレットペーパーの真の魅力に気付いてないわ」 「僕いらなくないですか」 　変態の…

コンビニバイトの夜勤帰り、ヤンキーに絡まれた玲子は『黒のライダー』光太郎に助けられて一目惚れしてしまう。 しかし一か月後、そのことを夜勤仲間で親友の愛結実にバレてしまう。…

この国には確かに八百万の神様が存在する。その神様と橋渡しを担う役職を国民は「惟楽（かんながら）の者」と呼び、彼らは歴史の中で政治にも介入する大きな権力を得た。そんな時、外国から伝…

　西暦三十年頃、一人の男が十字架にかけられて死んだ。 　男は父母を愛し、また人を愛する温厚な人間であった。 　男には死に値する罪など無かった。 　ただ――男の愛は人にとってあまり…

恋人からの暴力に傷つく私が、ある晩偶然に出会ったのは、 名前も教えてくれない年下の男の子だった。 彼の秘密と恋人の執着に怯えながらも、惹かれていく心は……止められない。 あなた…

自分の命がもう長くないと知った夜、俺はその人と出会った。 ダメだとわかっていても、傍にいたくて、笑ってほしくて…… 惹かれる心は止められない。 ごめん。それでもキミに恋をした―…

兄妹のおするばん。 どうぞ結末を予想してください。

彼女の触れられる温かなものは、毎晩嗜む紅茶だけだった。 上巻、下巻と書いた作品の、描いていない空白の時間を書いてみました。

女子高校生の山中遥と一回り以上の年上の男との恋。危険な扉に入った主人公の運命は—

　突然、不可思議な誘いをかけてきた金髪の美女は、僕と同じく恋人に裏切られる悲しみを知る人だった……。 「人は見た目じゃわからない」から、本当のお互いを知るために始めた「ホーム・エ…

母一人、子一人。 今子供は結婚して新たな家庭を築こうとしている。 母は息子を愛し、息子は母を愛している。 単純なことなのに、人生の節目で振り返らないと気付かないことがあります。 …

スクランブル交差点の巨大スクリーンに突如映ったハイジャック映像。映し出されたのは四年前に死んだ少女だった。「どんな物語にも終わりは来る。ただできるなら、その終わりは自分で決めたい…