「聖供の愛し」

煩先生

 

硝子玉に燈る

生ける叙景は

僕の失楽園を

煌いて魅せる


文脈の日蔭に

推敲を重ねて

多義な傍点が

甘く同棲する


黙示録に遺る

病める受難は

君の再誕祭を

貴んで終える


転調の迷夢に

音域を委ねて

美技な旋律が

深く婚礼する

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「聖供の愛し」 煩先生 @wazurai

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