「くれ」を含む小説

　ある日、ゲームが好きな普通の高校生、真藤修斗は、有名ゲーム『ザ・RPG』の世界の、最強の裏ボスである貴族のザイズに転生した。 　修斗は、心優しき民のために、ザイズとして、勇者に…

シンシアは髪を三つ編みに、眼鏡を着けることを父親と兄から強要されて生きてきた。そして渋々ではあるが両親の許可を得て婚約者のいる魔法学院の入学を果たす。 前世から憧れていた魔法学院…

僕が詩人として生きた頃の心の叫び！ 厳選して12編にしました。 「サイレントソルジャー」や「日常と未来」は読んで欲しくて最初の2篇に。 「埃」と「言の葉」は最後の閉めかなと…

お隣さん、と変わった呼び方で己を呼ぶ声を、男はハッキリと覚えていた。世界が終わる頃になってようやく、"隣人"として交流を持てた少女の声だ。無情に氷に吞まれていく世界で、最期まで熱…

女子みたいなわたし。出版社の広告部に就職して、広告部の先輩方も、わたしの女子みたいなところを認めてくれている。

「うぃっすうぃっすー！ 　スタン様だよー！ 　今日は魔物狩り尽くしちゃうよー！」 売れない小説家が異世界で配信狂いの領主に転生！？ しかも部下には威張り散らすタイプ。 誰かこの…

　従兄の家で従兄の母、俺にとっての伯母が持っていた高価なルビーの指輪が行方不明となる。そのことに気が付いたのは伯母が旅行から帰ったあと急に倒れて亡くなってからだった。あるとすれば…

カクヨム甲子園第一回から三回まで参加した作者が、近頃感じていたことを書き殴りました。 カクヨム甲子園受賞……それからあまり朗報を聞かず、ペンネームを変えているのか、それとも筆を…

目が不自由な「私」はその日外出先でエスカレーターが点検で使えないことを知る。困った「私」にひとりの若者が声をかけてくれて…… 他サイトの自主企画に参加した短編です。よろしくお願…

私自身の希望と、そう都合よくはいかないよねって現実。愛し合ったまま別れを迎える自己中なふたりの話。 たまには短歌なんてのいうのもいかがでしょう。いずれ小説にします。

「俺は、お前を守るためにここにいる」廃屋の中で目覚めた霄琳は、なにも覚えていなかった。けれど目の前で二人の男が争っている。一人は霄琳を殺そうとし、もう一人――離原と名乗る青年は、…

「リリア、お前は要らない子だ」 「リリア、可愛いミリスの為に死んでくれ」 「リリア、お前が死んでも誰も悲しまないさ」 　リリア 　リリア 　リリア 　何度も名前を呼ばれた。 …

主人公は探索者用サポートアンドロイド。二人の探索者の少女をマスターに持つ。欠陥品である主人公はダンジョン内で少女たちをサポートしたいが、彼女たちがなかなかさせてくれない。

「ひっ、ひぃ！！　殺さないでくれ！！」 「貴様は知りすぎた……ゆえに消されるのだ」 （やばっ、今の俺かっこよすぎるぅ） 　アビス・ジルフォードは『黒幕』に憧れていた。 　彼…

魑魅魍魎、怪物、半獣が闊歩する魔都、中央無都。 魑魅魍魎、魔物、怪物が世界の半分以上を支配する世界――部隊は日本の魔都、中央無都。 夜凪冬兎はなんの能力もない“ミュート”のはずだ…

『近くにいる人が強く思ったことが分かってしまう』異能力を隠していた熊野桃香。 しかし、実家の神社で手伝いをしているとき、たまたま訪れたクラスメートの塔矢が、「可愛すぎる……」と思…

魔物と心を通わせ使役する者を人々はテイマーと呼んだ。 かつては強大なる術によって様々な魔物を使役し、魔王さえも封印したと言う。 しかし、平和な世はそんな強過ぎる力を危険な術として…

「私」は今夜も救急車を呼ぶ。 父を助けてもらうため。 私は急な病に苦しむ父を抱えながらも、職場のみんなのために頑張る。 だって私は「前向きな頑張り屋」で「正しい人」なんだから。 …

僕は、煌めいた。 　夢のような時間だった。またそれは一瞬で、儚い。 　夢から覚めて思ってしまったんだ。もう一度あの夢、夢、夢夢夢夢夢夢 薬物中毒者のように幻に囚われた。手足を…

ダンジョンと街を往復する馬車の御者。 冷たい冬の季節に立ち尽くす。 よく見て、感じて、 きっとあなたは独りではない。