「敵国」を含む小説

剣と魔法の世界イムラーヴァ。そこでは人族と魔族という二種族が覇権を争い続けてきた。突然現れ、魔族を糾合した魔王により、人族は征服寸前の危機に陥る。それを救ったのは異世界より召喚さ…

老人と幼女。故郷を奪われた二人の旅の目的は敵国の一掃。かつての英雄は老い衰え、かつて五指に入ると言われた魔術師は幼い子どもの姿に変えられてしまっていた。

○概要並びに前書き 　『ヒル』と『ヨル』の争いは、最早どれだけ続いたのか分からないほどになっていた。 　ある時、ヨルの国の長であるツキアカリは、ヨルとヒルの境にある白樺の森で…

魔法の存在も廃れかけていたとある世界で、かつて一国を滅ぼした悪女という立場にされた一人の少女キリエ。どんな因果かかつての敵国の王女になっていたばかりか、自分のせいで死んでしまった…

コテツは海洋皇国ネイヴ海軍に所属する単座戦闘機、飛鷹のパイロット。 年齢は一八ながら、開戦からの二年間、戦場を飛び交う経験豊富な歴戦のパイロットだ。 そのコテツは、ネ…

国政に対する見解の相違から東西に分裂した国。 その国境線では激しく、そして奇妙な戦闘が連日繰り広げられていた。 「戦闘行為は午前九時から午後五時まで」就労協定のようなその取り決め…

南北に分断しているように見えるリトリア大陸。 北リトリアでは、エルフから蛮族と呼ばれる人間が住む「クルド王国」、南リトリアは、人間から魔族と呼ばれるエルフが住む「へレス共和国」…

戦時中、ドイツ人なのに敵国フランスでドイツへのスパイとして育てられたナリョーシャ。滂沱と溢れる時の中をもがきながら生きた女の子のこころ。

これは、とある半島での話。 ユッタヤー王朝──セーン民族が住まうその小国は、隣国との戦争で領土を半分も失い、敗色が濃くなる一方であった…… そのユッタヤー軍の歩兵ヌイ・チェンマ…

最北の村の少年は雪山の中、凍死しかけていた一人の少女を助け出す。彼女こそがグランシェス王国の第一王女であり、彼女にしてしまった接吻が、なんの変哲もなかったはずの少年を巨大な運命の…

トランシア王国の若き王女、ミリアは難しい立場に置かれていた。 緊張高まる敵国との国境線、不安定な政情につけこみ暗躍する貴族たち、そして、頻発する魔物の出現……。特に魔物は国民の生…

社交界も四年目。 周囲に行き遅れとバカにされていた、男爵令嬢のヴィヴィアンにも見合いの話がくる。 だが、相手は親子ほども年の離れたロートン準男爵。 男爵という正式な貴族の地位と領…

パルテミア国軍、特殊兵団第一小隊隊長のヴェル=フェノンはパルテミアの中でも随一の剣使い。 部下からの信頼も厚く、リーダーシップのある彼の率いる小隊は、軍の中でも最強と言われた。…

「出雲国風土記」と「古事記」の私的解釈。 倭国大乱の時代を舞台にした物語。 十五歳の狭霧は、出雲の国の姫。 父は武王、祖父は賢王、母は伝説じみた女将軍と、家系には大物が揃ってい…

政治の道具、人質にされて殺されたくないお姫さまは、自分のみがわりを用意して敵国に嫁がせた。 投げ遣りに選ばれた哀れな代役、その正体は王家直属の暗殺者で、さらには男性だった。 名も…

「幸福の大陸パンゲアを創造する！」1700年も続く能力者世界の戦争を終わらせ、理想郷を築こうと、悲劇の青年大王は立ち上がる。しかし、国内から激しい反発が。苦悩する中、首都に敵国の…

※なろうからの転載です。１４１話、完結済み。 　異世界ＳＦヒロイックファンタジー。 　白き鎧と、黒き鎧の伝説によって支配される世界。 　こちらの世界の高校生・内藤祐哉は、身罷った…

敵国の王子とその駒である我が国の王女、そして7人の賞金稼ぎに追い詰められ、崖から突き落とされた王妃。 叩き付けられた感覚は覚えている。でも、目が覚めたら、周りは海原でも魚の腹の中…

人類が宇宙に進出して約五千年。 三度の大動乱を経て、人類世界は統一政体を失い、銀河に点在するだけの存在となった。 地球より数千光年離れたペルセウス腕を舞台に、後に”クリフエ…

　異世界から勇者を呼び出し、繁栄してきた国家・ブリレオス。しかし近年では勇者の権限が制限され、奴隷のように酷使されるのが当然となっていた。 　彼らに残された選択肢は亡命。ブリレオ…