「拝啓」を含む小説

　『大人』への時間は、長いようで短い。まるで欠伸をするように大きく背伸びをすれば、もう後ろには【卒業】が待っている。 　きっと、そんな一瞬のように過ぎる世界を長い永久の時間に感…

時は月暦1907年、絶対王政が根強く残るエールス地方では、各国が郊外周辺に沸く魔獣との戦いに追われていた。そんな中、主人公クロノは旅に出ることを決意。そして、一国の王女、エルアは…

自分が嫌いな「私」と、自分が嫌いだった「君」の話。

今日から念願の高校生。地獄のような受験勉強を乗り越え、見事志望校へ進学することになった吉沢類はこれから訪れるであろう素晴らしい高校生活を夢見て通学路を歩いていた。 しかしその時彼…

「俺と臨時でタッグを組んでほしいんだ。殺したい人がいるから」 「こんな鉛弾ひとつで全てが奪われる狂った世界だ。正直、吐き気がする」 自分を守るため、市民が武装し殺し合う国・メギド…

私がカクヨムに出会ってから感じた事、思った事を書いてます。

元社畜がドラゴンになって、自由を満喫しようとする（心がける）話です。 言葉は通じない。外に出れば死にかける。気が付けば敵ばかり。 弱肉強食の世界に僕、宮本龍太（みやもとりゅうた）…

拝啓 なんてことをあなたへの手紙で書くのは少し他人行儀みたいだね。 彼女の手紙は、そんな文章から始まっていた。

臨床心理士と刑事の不思議な話。

二人も大切な人を失った少年は今日も大切な人を探して生きてゆく。

曾祖父母が子供の頃、突如として人類は絶滅の危機を迎えた。 だが、それでも。……それでも、人は生きている。

拝啓勇者様、この度、俺こと、蒼井 能は魔王のお供になりました。どうか、楽に死ね。元クラスメイトの頼みだ。 ※注意※ ・思いつきで書いたシナリオ。 ・たまに…

※現在参加中の企画、【同題異話・『春はまだ青いか』】の続編である、娘編になります。 なので、そちらを先に読んでからこっちを読むことをオススメします。 こんな『家族』のカ…

自主企画　[同題異話「春はまだ青いか」]参加作品です。 企画名を見た瞬間この話が浮かびました。 素敵な企画、ありがとうございます。初心者ですが、参加させてくださいm(__)m

蒼葉第七文芸部（当時：蒼葉中学第七文芸部）「第七文芸」一号に寄稿した作品のプロトタイプです。基本設定こそ共通してますが、同人誌版とは全然違った話になっています。 あとがき ht…

幸せのかたち、軽薄な運命、彼らが選び取る結末に至る話。 ※カニバリズム表現、霊的な存在の示唆、サスペンス的表現の部分があります。

僕が書いた6通の心のこもった手紙を紹介します。僕の気持ちは結局、伝わらなかったようですが、いいんです。あのとき君の作品に出会えたことが、僕のすべてになったのだから。

『・・・』 ──拝啓 お母さん。 どうやら俺は、唐突に異能に目覚めたようです。