別れた彼女への手紙と、その彼女からの返信。 この短い二通だけのお話ですが、込められた思いに胸が掻き乱されます。春はまだ"青い"か?ぜひ読んで確かめてみてください。 ※こちらのお話はスマホで読むことをオススメいたします。より、余韻を味わえますよ。
最初の手紙を読んでから、二通目に目を通した時。心が切なくなりました……。手紙だからこそ現れる、二人の素直な気持ちに胸を打たれました。でも、決して悲壮感に溢れているわけでもなく、どこか温かい陽光のような希望も感じられる作品です。ありがとうございました。
作品は非常にシンプルで、二人の人物の往復書簡です。全部で二千文字ちょっとですが、それぞれの性格、思い出、相手への愛、さらに未来までもが見通せて、言葉に出来ない感動に包まれます。そして、意外な展開に、何度も息を呑むと思います。ぜひ、二人の手紙を覗き見してください。
悪い言い方をすれば ベタ!の一言に尽きるが 日本人の心の底にある愛しい人(亡くなった人や 心底愛しいと思っている人)に思う気持ちを思い出させてくれる作品です ただのお涙ちょうだい で済まさず 残された人の前向きな心の有りか方が微笑ましく 感動しました。
人間の愛はいつ終わりを迎えるのでしょうか。素直で繊細な物語が、心の柔らかい部分に突き刺さるでしょう。短編ですからすぐ読めます。気になった方は是非。
そりゃ、来るよ。当たり前の顔をして春は来るんだ。春がくれば思い出さずにいられない事の一つや二つ誰にだってあって、書簡の書き手である二人もいろいろ思い出してはいるのだけれど、しかしこれは未来の物語だ。辛くなかったはずのない、描かれなかった時間の積み重なりが読み手の心を打ちます。想像の余白を巧みに生かした傑作。続編の「桜の降る頃に」もあわせてお勧めします。
往復書簡という形式で、男性から一方的に別れを切り出した恋人たちのその後を綴っています。いいお話です。それ以上言えません。ぜひ、ご一読を。
悲恋話ではありますが、前向きで爽やかです。
二通の手紙で構成される短編です。先入観なしで最後まで読むことをお勧めします。ネタバレするといけないのでレビューは短いですが、私はこの作品、素晴らしいと思いました。是非読んで!