「手紙？」を含む小説

西暦２００３年。中学三年生の火渡氷哉は、夏休み明けの新学期に転校生の美少女・時宮哀と出会う。出会ったばかりの彼女に、今夜二人きりで会いたいという旨の手紙を渡される。 そして夜、不…

「私に、恋愛を教えて」 部活動に入らないかと彼女に突然言い寄られる。僕はただ、静かにこの高校生活を終わらせたいだけなのに。 桜坂桜は、自分の入ろうとしていた部活動が廃部寸前だと…

伯爵令嬢のジャンヌは、４年もの間ずっと婚約者で侯爵令息のシャーロンに冷遇されてきた。 オレンジ色の髪に吊り上がった真っ赤な瞳のせいで、一見怖そうに見えるジャンヌに対し、この国で…

戦場にいる副隊長から、愛する妻へ送る最後の手紙。

美香へ。 この手紙があなたにきちんと届いているといいのだけど。 こんなもの貰って、戸惑っているよね。でもあなた以外に頼める人がいなかったの。

若手カリスマ社長の榊一人は、今日本で最も注目されている男だ。外見はモデルのように爽やか。プログラミングスクール事業では大成功し、さらに定期的に炊き出しを行うなどボランティア活動に…

　たった一人の彼女へ手紙を書くことだけが人生の支えとなっている男がいる。彼は手紙に宛先を書かない。ポストに投函もしない。伝えるという意味を成さない手紙を書いている。 　傍、同じ様…

これは架空の物語のエピローグです。 橘 紀里さんの自主企画「（まだ）存在しない物語の後日談または番外編」に寄せて。 ◆レギュレーション ・まだ書かれていない、または現時点で未…

一年にわたり送られてきた祖母の自伝。それは孫の私につながる大切なルーツでした。 昭和の田舎での祖母の生きざま、どうかお時間ある方はご覧ください。

「時計」「山」「手紙」の三題噺。 登山中に偶然見つけた手紙の持ち主を探し始めたわたしは、変わった見た目の男性と出会い、手紙の返事を書くことになる、すこしふしぎ物語。 5分で読める…

認知症を患う母親と一緒に暮らすことになった晶子は、ある日、母親のタンスの奥から中学生のときに書いた恋文を発見する。

10年前、タイムカプセルに閉じ込めた自分宛の手紙。 この手紙を開き、私は本当の自分の心に触れる。

　海沿いの街、梶栗郷にひっそりと佇むファッションホテル『ピシナム』は、２０１９年２月にその歴史に終止符を打った。 　ホテルマンとして働いていた青年の磯辺は、ライターの秋山千鶴か…

宿泊に来た小説家に恋をした旅館の娘。文通の中でその思いは大きく育てられた……。

かつて、宮中に傾国の美男がいた。 銀髪碧眼の異相、人間離れした美貌を持つ男は、一千余人の寵姫を抑えて帝の愛を独占した。だがやがて彼は、一児を遺して世を去った。 そして年月は流れ…

これは翔琉と悠生の手紙のやり取り

毎日を何となく過ごしていた新高校1年生の男子高校生の末野裕太。ある日、そんな彼宛に謎の手紙が届いた。 それは未来の自分からの手紙だった。

朝倉に裏口入学させてもらったことで高校に入学できた主人公だが、その代わりに朝倉が制作したロボットの世話をしなければならなくなった。うっすら機械が嫌いな主人公が、嫌々ながらもロボッ…

　刑務所のドアが開いた。 　六年前、伏屋宗一郎は強制性交（現不同意性交）の疑いで逮捕され、五年六ヶ月の実刑判決を受けた。五年の服役を経て仮釈放になり、保護司である明石則夫や保護観…

死なない人間がいないのと同じく、滅びぬ国もまた存在しない。 たゆまぬ努力から目を背けた人たちが辿り着いた先は―― 幾つもある未来の中の、ほんの一枚の手紙。