「むかし」を含む小説

むかしむかし　海へ還った　ひいさまのおはなし

むかしむかしのことなのかもわからないけれど、首のない鶏が、家の縁側に吊るされておりました。鶏は既に死んでいましたが、何故か意識は残っていたのです。暗闇の中を、かつて見たトンビのよ…

むかしむかしのその昔。 オアシスの国の王には美しい王妃がいましたが、王女を一人産んですぐに亡くなってしまいました。 王は一粒種の王女を風にも当てず大切に育てましたが、王女は王宮の…

ようこそおいで下さいました。 ここは骨董屋、骨董屋「むかしむかし」でございます。 貴方様の家に眠っているお宝を私、黒須炎真が鑑定いたします。 ……おや？お客様、どうやらお宝を持っ…

昔、むかし、あるところに。一匹の化け物がおりました。 石でおおわれた狭い場所にいた化け物が出会ったのは、銀色の体毛に、緑の目をした、腕が二つに、足が二つの、ひょろくて小さな生き物…

むかしむかし いつかの、どこかの国に、仲睦まじい国王夫妻がおりました。 ところが子どもができません。 子どもは恐らく、今後もできません。 一部の人間は知恵を絞り……決断しま…

森の奥深くには、人間嫌いの魔法使いが住んでいました。 彼は昔、大切に思っていた人間に裏切られたことがあるのです。 そんな彼のもとに訪れたのは、瞳を爛々と輝かせた、薄汚れた少女でし…

オムニバス形式、或いは短編集としての6人の男女の話。 徒然なるままに、彼らの、彼らの為だけの完結した世界のひと幕。 主に大学生の時の話。

むか～しむかし、あるところにかぐや姫と呼ばれるデタラメに可愛くてデタラメにワガママな超絶美少女がおりました。 ですが彼女のあまりのワガママさに月の国は、かぐや姫をお隣の未開の惑星…

むかしむかし、この世界には４人の神様がいました。 神様はこの世界に様々な生き物と文明を与え、仲良く見守っていました。 しかし、魔法の文明と科学の文明で神様は喧嘩をしてしまいこの…

遠い昔、遥か銀河の彼方で……

ももが織り成す感動のむかしばなし。 きっと、このタイトルに涙する。 全米が、泣きそう。 (大嘘)

むかしむかし、おじいさんがひとりぼっちですんでいました。 でもあるとき、おじいさんはひとりのおんなのこをみつけました。 ――おんなのこは、にんげんではありませんでした。

生物分野で出てくるワードを幼稚園児でもわかるように説明することを目的としています。学術的な視点からもカクヨム的な視点からも批評批判を頂けると幸いです。

昔むかしある所に、でもないか。とある四賢者がおりました。 四賢者はそれぞれ、世界を揺るがす魔王を倒すべく旅立ちます。 やがて四賢者は激しい激闘の末、一賢者を犠牲にし魔王を討ち滅ぼ…

昔むかし……から始まる、童話風のファンタジー。

初めての投稿です。 最初に詩をまとめました。 学生時代に書いたものです。 ご感想お待ちしております。

龍は雨を降らせ、争いを鎮めるという。 昔から伝わる伝説も今はもう昔の話。 山も僧院も忘れ去られ、その伝説も忘れられようとしている。 その僧院に、やって来る者が一人。 華奢な体躯で…