夢は続く

第１章

第1話

何の変哲もない、つまんない世界。

もう少しで読み終わるファンタジー小説。

魔法みたいな世界に憧れてた

杖を振って、箒で空を飛んで…

でも、ここはそんな世界じゃないし

そう思いながら重たい足取りで学校を目指す。

溜息をつきながら

いつの間にか前に同じ学校の制服を来た小柄な女の子がいた。何かが気になる

学校とは違う方向に歩き出す女の子を追って裏道に入るが、「ここ、こんな林だっけ…？」普通のアスファルトの道だった気がする。

あまり通らないから忘れてるだけかな？

立ち止まって考えてると前の女の子はいなくなり道が続いている。

振り返るとそこには、元の道は消えて黒が広がってるだけだった。「夢？ ま、歩いてみよっと」なにかに躓いた所で意識が途絶えた。