「少しだけ不思議」を含む小説

俺に不幸があるたび、出会う彼女。 約四年に一度、出会う彼女。 宙のかなたで花開いた、小さな物語。

6年前に亡くなった母には、秘密の過去があったようだ。偶然出会ったはずの人は同母兄と名乗り、ガン末期であると告白した。兄の葛藤、その友人の悩み、私自身の心のわだかまりは、いつしか変…

　自サイト（現在は閉鎖済み）やＳＮＳ、twitterなどでいただいたリクエストやお題小説を集めてみました。 　ジャンル別に掲載していますので更新順序はバラバラです。 　１作が５千…

　怪奇談を蒐集していた男がいた──。 　集めた話で後に怪談本を出そうとしていたその男は、ある日突然行方不明に……。そして、その友人である『私』の元に一冊の手稿が届く。 　集…

プロットの意味を問う。

上京してきた俺はバス停で元クラスメイトと出会う。 だが、なぜこいつがここに立っているんだ。 お前に何があったんだ。教えてくれ、なあ、佐藤。

なんかこう、フワッフワッした文章です。純文学より？書くの楽しかったです。よければどうぞ。

　歌穂には、昼休みになると一緒に学食でご飯を食べる友だちがいる。マーニャと名乗る彼女は謎が多く、自分のことをあまり話さない。わかっているのは海外からの留学生であること、勉強がとて…

超短編です。高校生の男子2人がおしゃべりしてるけど、なにか様子が少しおかしい？　距離が近いけど、もしかして…？

　『文を持つ死神』、彼女はそう呼ばれていた。寿命一年を対価に、死者に手紙を届ける死神だった。 　少年と死神は、戦場で出会う。無垢な目をして銃を握る名も無き兵士を、死神は引き取った…

ある晴れた日のこと。 青年がふらりと立ち寄った神社は、少し散らかっていた。 何気なく、なんとなしに掃除をすると夢に老人が現れ…

大学生である「僕」は、冬休み期間を利用して久しぶりに実家へと帰省することになった。数か月ぶりの地元、学校や町は相変わらず“あの頃”のままだったが、僕にはそれが苦痛だった。なぜなら…

部活帰り、神社に続く坂道で見かけたのはうちの猫・福丸だった。

　幼いころ、ささいなことから家出をした千夏は、海という少年に出会った。年は近いのに大人びた雰囲気のある海に、千夏はなぜかいろいろと話してしまう。ふたりの仲はやがて親友と呼べるほど…

夏の午前3時、勉強の手を休めたそのとき。窓ガラス越しに見えたもの…（表題「夏の宴」）。13年文学フリマ参加時の作品を集めた短編集。残業帰りのタクシーでのできごと（「あまいにがい」…

ある街の喫茶店。 良くも悪くも、思い出の場所。 『カタスミ喫茶』 入店は自己責任でお願いします。 ※18.03.02 加筆修正。

清野いちごは恋をしている。 恋人がいる相手に恋をしている。 それでも傍にいるために、ネガティブな自分を隠そうとしたら、ネガティブいちごが生まれてしまった。 ネガティブいちごは本人…