看護師で3人の子供を育てるシングルマザーの優里。
　ある日彼女が勤務する救急外来に運び込まれた患者の付き添いの男性が、彼女には光輝いて見えた……
　
　現職看護師の作者さんの描く救急外来の様子は臨場感に溢れており、緊迫感とともに物語に引き込まれます。
　その後，優里を取り巻く人々との交流の様子は、艶やかな筆致で綴られます。

　人の縁の不思議さを堪能してください。

やっと絞り出したレビューです。
私ごときでは言葉にできません。
癒されたい人は、とにかく読んでみてください。
ハンカチ（ティッシュペーパーも可）の準備を忘れずに。

看護師として3人の子供を育てる母が主人公の物語です。同母兄との出会いをきっかけにそれまで気づかなかった、母親の想いや亡くなった旦那さんへの想いなど…様々な視点での家族愛を思い出し、向き合うことになります。

とても丁寧な描写でゆっくりゆっくり…と物語に入り込むことが出来ました。早いテンポの展開が好みの方には合わないかもしれません。ただ、私のようにスローペースで物語に入りたい方、そして家族愛ネタに弱い方は感動の涙を流してしまう作品です。

作者様が丁寧に描く家族愛を…じっくりとお楽しみください！(>_<)