「ひととき」を含む小説

高校３年の達也は応援団員。そして年齢を隠して銀座のバーでバイトしている。 その店にふらりとやってきたのは、ベンチャー企業で張り切る翔子。明るく振る舞う翔子だが、実はどうやら傷心の…

二年生で生徒会長の後輩と三年生で生徒会書記の先輩。 そんな生徒会の青春のひととき。 初めて恋に落ちる瞬間。行動を起こせなければ何も変わらない。 いつか絶対に終わりを告げる青春と初…

死は生の全てを美化する。 二十五年、死を見つめ続け気づいたこと。 ＊男というのは、昔から自分勝手な生き物で、そしてバカだ。そんな最低な男を愛してしまった、バカな女。その二人の最…

秋刀魚を中心にして織り成す、俺と母のとある夏の日の幸福なひととき。

ほろ苦い抹茶をアイスクリームに溶け込ませたその一品は、僕のひとときを彩ってくれる。ましてや、あのアイスは、あの時の気分にはぴたりとマッチしていた。

月明かりの夜。ひとりと一匹がおりなす綺麗なひととき。

太宰治の小説を愛読する彼女。 と、俺の話。 本屋から珈琲店へ向かうひととき。 珍しく明るいものが書けました。 本を読み始める前に、最後の方をぱらぱらぱらって見ちゃうのは私の癖で…

料理は瑠美にとっての生きがい、幸せなひとときをくれるもの。 特にコンソメスープには思い入れがある。 優しくて、温かくて、 でも切なさが滲み出る。 それはきっと、 彼女が経験…

山の化身二人の話。無限に流れる時のなかの、ひとときの諍い。恋愛というよりは友愛に近いけれど、確かに二人は思い合う。この関係がずっと続きますように。

感情の乏しい少女が普通になるまでのお話。 あなたには些細で重要な悩みはありますか？ ここはどんな話でもどんなことでも聞いてくれるお店。少々難のあるウェイターと優しいマスターが…

地元の桜並木を見物に夜出歩いていた少女は、誰かに後をつけられていることに気づいて急いで逃げていました。追ってくる人から逃れようと、宴会をしている席に飛び込みます。ここはどこなのか…

「異世界へようこそ！　未知なる体験と刺激的な毎日があなたの手に」 ひょんなことから事故に遭った男が行き着いた先は“異世界総合案内所”。 摩訶不思議な空間で起こるひとときの体験と…

女子大生、三枝有羽は、急死した双子の兄に代わり、バンドの発表会でベースを弾く。 ところがなぜか演奏はトラブル続き。そんな時に耳の奥で聞こえた、不思議な響き。 日常を舞台に、現実と…

かつての恋人と語らうひととき。 激しい起伏も、どんでん返しもありません。 穏やかで、すぐにまた日常の中に埋もれていくような、１つの物語を書きました。約4,500字。

「ぼんやり」「使い」「エゴ」をお題にした掌編。 2009～2010年に完成と思われる。 ある令嬢と、今は別の主に仕えるある少年のひととき。 記憶という蜜の中に閉じこめた時間のこ…

500文字以内で、幸せになる瞬間を書いた掌小説です。1分で読めます♪ ひねりや描写の工夫等はありません。 ハッピーエンドなお話を何も考えず読みたい時に最適な小説です。 疲れて…

　長い夏休みに家にいることにうんざりする小学五年生の佐々木夜。夜と遊びたい矢先詩音と近寄りたいけど近寄りたくない複雑な河瀬三海。 　三人はそれぞれが抱える問題とどう向き合うか。な…

ある蒸し暑い夏の日の夜。 突然の衝撃で目覚めた稜哉だったが、翌朝からはいつもと変わらない日常がはじまった。 慌ただしい朝を過ごして、焼けつく暑さの中をバスに揺られながら出勤。 会…

ふたりは時計の針のように。近づいては、離れて。 会えないことに焦がれて、会えることに安堵して。 そんな半端なカンケイはいつまで続くだろう。