「思い出」を含む小説

夏、カルピス、記憶。 何年前だったのかな。あるイベントのために書いた掌編です。自分でも忘れかけていたような小品ですが……。

Cウイルス。世界中でパンデミックを引き起こしたウイルスは人々の生活を一変させてしまった。 日本は国民に「三密メータ」の着用を義務づけ、ソーシャルディスタンスを維持させることで事態…

取り調べる相手はゴスロリ風美少女。子供のお守りか、と侮った瞬間、彼女が「我を射殺して欲しい」と取り出した拳銃は本物だった。俺はジュライがいた頃の思い出を失っていく。世界がその姿を…

すべてが分かったとき、必ず読み返してしまう。 涙する親子の物語です。

エーデルワイスの花言葉……大切な思い出

男性の一人称です。 実際におこなったTRPGで、バジルと名乗るPCを動かしていたPLさんに捧げた掌編です。

旅は道連れ世は情け、徒然なるままに、日々思ったことや旅先で感じたこと、映画やエンタメ、世の中の気になる事柄など、感じることを感じるままに綴ってやろうと思っております。 不定期連載…

　仕事が忙しく実家にあまり帰ることができない僕。しかし毎年お盆の時だけは必ず帰省するその訳とは……。写真がつなぐ座敷の中の青春。

令嬢の護衛を依頼された主人公は、令嬢の行きたい場所へ次々まわっていく。主人公に淡い恋を抱き始めた令嬢を連れて最後に行ったのは思い出の場所。 星のように輝けたらあの子に会えるだろう…

　俺は幼児を連れた若い母親 穂乃果と出会う。 　偶然、俺の家の前で故障した彼女の自転車を修理してあげたことで俺たちは顔見知りになる。 　試験休み明けに俺のクラスに転校生がやって…

　あるところに、みぞれとあられという名前の二人の仲の良い双子の姉妹が、二人だけで住んでいました。

　人の感じる時間は、歳を取るごとに早くなっていくそうです。だけど、懐かしい時間の中では、相変わらずゆっくりとした時が流れていきます。これは、そんな日に戻りたい「僕」の短いお話。

居場所を求めて屋上に集まった4人。 何者かになろうとした彼らは何を思い、炭酸を口に含むのか。 某サイダーみたいにキラキラした青春じゃなくても、某乳酸菌飲料みたいにキュンとした甘…

…おーい？？ よく顔の前に手をかざされる。そんなとき私は、考えている。 世間からしたらどうでもいいことかもしれない。 でも私の中で考えることを止めることはできない。 この気持ち…

高校生の夏休み前の放課後。校舎横のグラウンドから野球ボールがバッドに当たる音が聞こえた。 ―――青春だなー。 ふと、そんな他人事のように考えながらも、河野楓は小学生時代の夏休…

高校三年生の夏休み天文部は引率の先生付き添われて夜の学校での天体観測を許される。 ”僕”は先生が出した課題「夏の大三角」を他の生徒よりも早く見つけると、夜空へ手の平を広げた。 …

日常系のオムニバス作品。人との関わりをテーマに、登場人物たちの気持ちが緩やかに交差するお話です。

深夜のバーで。居酒屋で。どことも知れないあやかしの世界で。思い出の中で。 「I」と呼ばれる人に出会って、別れる。彼と、彼らをとりまく人々のそれぞれのドラマ。短編連作。

2020年の夏、『水野遠江』とその彼女の『山縣柳』はデート中に柳が倒れてしまい、病院に運ばれると、医者は柳には何も言わず、母親に話すようになった。つまりはそういうことなのだろう。…