「現代短編」を含む小説

高校2年生の私（美波チトセ）は両親との些細な喧嘩から家出をして、学校の先輩を名乗る人物に拾われる。招かれた先輩の部屋で、私は〝あるモノ〟を見つけるのだった──。

ラブレターからわかる恋のお話。

　いつもの帰り道、たまたま立ち寄った見慣れないアンティークの店で、小物入れを買ったあおい。帰宅してみると、空っぽだったはずの小物入れに何かがいる。恐る恐る開けてみると、小物入れの…

初めての投稿作品です。 温かい目でみていただけたら嬉しいです。 （2019年8月25日 投稿作品）

ある交差点。スクランブル交差点のような構造。昼。人通りは多く、それなりの都会。そんな中、歩道を渡らず、手すりに手をついて道行く人たちを見る一人の少年。

同棲4年目の美希と健人。 二人は、もうずっと心がすれ違っていた。 心が寂しさで一杯の美希は、偶然、同級生の理沙に出会い……前に進む勇気を得る。

橋の下の草むらで見つけた鉄板は、もう何年も俺の机の裏に貼ってある。 俺にとっての愛の形とはそういうものだった。 大人になるって、自分への興味を失うことなのかもしれないけど。 最…

1400字しかないSSなので3分あれば読めると思います。 最近とても多いある下らない争いをイメージしました。なにをイメージして書いたか考えながら読んでくださるとありがたいです。

売れない芸人のネタを見るだけで日給50万の、いかにも怪しいバイト。軽い気持ちで応募した俺だったが、それはどんなに面白くない芸人のネタでも絶対に笑わなければいけない、命懸けのバイト…

閉鎖された別荘。愛する人の死体を目にし、深久は自分以外の「何か」の存在を感じながら暗闇の別荘内を彷徨う事に。

高校二年の夏休み。 虎の絵を見に行った二人の幼馴染は、虎を見た。 ――――その、あまりに恐ろしい、怪異としての虎を。

ビジネスホテルの一室で、ノートPCに向かうおじさん ラジオから流れる懐メロ そして昔起こった事件と、残されて戸惑う家族の悲哀

＿＿息が、したいな＿＿ そんな君の言葉が聞こえた気がして、僕は久しぶりに君に会いに行くことにした。 とある二人の、甘くて少しだけ切ない愛の物語。 ■ 7/23加筆・修正…

「その日」は特別だった。 後見人から許しを得て、マツリカは夏の盛りのある日、箱庭へと足を運ぶ。 奔放に伸びる花と緑、土があまい匂いをこぼす、賑やかしくもなつかしい、あの思い出の…

思いついたちょっとした短いお話を載せていきます。

　キヨコさんの本屋はかなり特殊だ。そこはもはや、本屋とは言えない。何しろ、ほとんど客は来ないし、店主には本を売る気がない。それに、キヨコさん自身も変わっている。彼女は意味もなく角…

人が心を迷わせたり、何かを渇望するときにその雑貨店は姿を現すらしい。 名前はなく、入り組んだ小路の先にあると言われる赤い看板の雑貨店。 望みの物を手に入れた人は果たして満たされる…

短編小説として投稿するには短すぎる小説を集めた短編小説集。各部平均1000字ほど。｢小説家になろう｣にも掲載。(https://ncode.syosetu.com/n7755fi…

拙作『カラヴィンカの祝福』を書いたときの覚え書きみたいなやつです。 滅多にこんなことしないんですが、たまには。 あと、最初と最後に、短編がひとつずつ。 本編はこちら↓ 『カラヴ…