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問うには落ちず

問うには落ちず

斧寺鮮魚

おすすめレビュー

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★★★
★37
14人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 灰鉄蝸(かいてっか)
    54件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    怪異の話をしよう。

    元来、怪談とは未知を恐れる物語である。
    得体の知れないもの、と言い換えてもいい。
    理不尽であればあるほど、それは効果的である。
    その点、この物語は実にシンプルに怪異を提示している――絵から虎が出て動き回るのである。
    一体どうしろというのか。
    いきなり理不尽極まりない脅威に晒された主役二人の悪戦苦闘と、少しずつ明らかになる怪異としての特性――物語としての解決に向けて、虎が何者であるかは明らかになっていく。
    すると未知ではなくなる。
    なるほど、怪談を解体しているのだ――しかし本当にろくでもない「得体のしれなさ」はその先に待っていて。
    オチまで含めて秀逸な会談であった。

    • 2019年8月18日 07:34
  • 川上
    6件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    テンポ良く紡がれる青春伝奇小説

    正しく夏の伝奇ホラーって感じで凄く良かったです。
    特に話のテンポが絶妙で、導入から物語に飲み込まれるように読むことが出来ました。

    面白かったです。

    • 2019年8月17日 06:12