灰鉄蝸（かいてっか）

何かいい話だったような気がして後書きを読むまでがこの作品の味ですね。このネーミングでちょっといい話だった気がするのは悪質な詐欺では！？
だが、それがいい。

もうタイトルの時点で出オチである。 だが、それがいい……そう思いながら本編を開くと、自分の認識が甘かったと思い知らされた。 次々と襲い来る出オチ――何度エロ系の創作で見たかわからな…続きを読む

時代劇である。 それもとびきり荒涼としていて、凄惨で虚無感が漂う類の。 舞台はどうやら遠い未来、人類は強大な科学文明を築いた後、大きな戦争によって文明レベルが後退したらしいことがわ…続きを読む

元来、怪談とは未知を恐れる物語である。 得体の知れないもの、と言い換えてもいい。 理不尽であればあるほど、それは効果的である。 その点、この物語は実にシンプルに怪異を提示している―…続きを読む

１０年前、ここ一番の大事な勝負で負けた男が、意識だけ時間逆行してあの日あのときの後悔に向き合う――ゲームで繋がった３人の部活動の「楽しい時間」のなんと美しいことか！ 主人公のダメさ…続きを読む

異種族間の友情／愛情、空への憧憬。そういうものが気持ちよく、うっとりするような透き通った筆致で描かれています。舞台となるのは、竜が野生動物として生息する、架空の地球。第一次世界大戦…続きを読む