概要
道端に置かれた花は
ある交差点。スクランブル交差点のような構造。昼。人通りは多く、それなりの都会。そんな中、歩道を渡らず、手すりに手をついて道行く人たちを見る一人の少年。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!激しく交差するそこは、人も時間も記憶さえも流れていく。
ひらがなのみで始まる物語。もしかすると、それは読み難く感じてしまう方がいるかもしれません。でも、この物語はこうでなくてはなりません。これがいいとおもいます。
読み終えたあと、たぶんそう感じます。
そして、うつりゆく時と共に変化する文字の中で、『スキ』だけは最初から違っていた。その意味は、一体?
物語の名前は『あねもね』。その花は、花の色によってさまざまな花言葉が存在します。
そして、この物語も、その花の色と言葉のように、人によってさまざまな印象を抱くことでしょう。
読み進めてください。感じてください。
そこであなたが感じる物語の世界に触れてください。
はからずも、そこから動けない…続きを読む