「信じたくない」を含む小説

その蔵は、夢で見ていた蔵そのものだった。 大学生の雪は、何度も夢に出てくる蔵と、夢の中で嗅ぐ「香り」の正体を探るために祖父の家へやってきた。 その蔵で「月之丞」と名乗る幽霊らしき…

ＰＣ所有とネットが禁止された近未来。少年は「ただ一軒、存在するネットカフェ」の噂を頼りに、少女とともに首都統郷から北の街、刹幌へと向かう。 少しづつ増えてゆく仲間と、襲い来る意思…

少し未来の高校生が、冒険にたどり着くまでの記録を主観視点で綴ります。 不定期連載。いつかたどり着くと信じてます。

世間では事故物件などと言われるが、そもそも人の死なない場所などない。心霊現象を信じない私は、そう考え事故物件と思われる格安の部屋に引っ越した。

　人生の疲れからか、不幸にもトラックに追突して死ぬことを選んだ俺。 　都市伝説によれば「無人で走行している謎のトラック」に轢かれて死ぬことができれば、第二の人生は理想的なものにな…

ひょんなことからサンタクロースが運営しているらしい工場で働くことになった主人公。毎年「クリスマス」と呼ばれる日に向け、あらゆる品をこぎれいな箱に詰める毎日を送っていた。 ※今は無…

【半人前の唄】 朝日野奏は享年18歳のひねくれ者。ある妖怪を退治した時、地獄に堕ちて戻ってきたら10年が経っていた！ 奏の帰る場所──『霧の里』はずっと霧に包まれていて、江戸の街…

現実はどこまでも現実。いきなり 「俺未来から来たんだ」 なんてカミングアウトされても信じないでしょう。私もきっと信じません。 つまらなく理不尽な毎日に辟易しているくせに 小説みた…

　銀河鉄道流星群。 　夏の季節に降るこの流星群には、不思議な言い伝えがあった。 　流星は、離れ離れになった人々を繋ぐ汽車なのだという。 　その言い伝えを信じて、メル・アイヴィーは…

旅立ったばかりの勇者を前にどういうわけか力を失った魔王ウール。彼女はお供に連れてきたスケルトンと共に命からがら逃げのびることができたが、魔王城がなぜか消滅していて二人は帰る場所を…

見よ、侮る者たちよ 驚け、そして滅び去れ 私は、あなたがたの時代に一つのことをする それは、人がどんなに説明して聞かせても あなたがたの到底信じないようなことなのである ――使徒…

「セカイの終わり」を迎えた、あなたのための詩。 あなたが、絶対だと信じて疑わなかった現実は、誰かの見る夢なのかもしれません。そして、その誰かが、目を覚ます日が来るでしょう。「その…

初めから期待なんてしていなかった。 それでも、少しの希望はあった…… 何で……どうして…… 信じてくれなかったんですか…… 僕は信頼するに足らなかったですか? そういう…

一週間前。パートの仕事中に母さんが突然倒れた。 それからおかしくなった。 奇声をあげるし、泡を噴くし、視えない敵と戦うし、罵詈雑言も撒き散らした。 　 僕――真瀬トオルは七…

　高校生の少年コハクはとある桜の下で、十年前に絶滅したと言われる妖精族、その唯一の生き残りであるベルフィリアという少女と出会う。 　ベルフィリアの話によれば、自分と彼女は非常に親…

「矛盾」の語源である商人の話には、前話があった。神聖なる最強の武器同士の戦い、神器戦争。それは今までに5回と行われてきた。 しかし、此度の第6回神器戦争には、ある異物が紛れ込む。

核戦争だの何だのから始まる『絶望の時代』を乗り越えた、絶滅危惧種・人類。 旅人のイージーは、『天空の城』を探していた。 彼の遠い遠い先祖が書き遺した日記。 書かれていたのは、不…

11/11　配信にて書いた作品。 『一目ぼれを信じていない男子と一目ぼれをした女子の話』とテーマに書きました。 他3つ要素があり全て回収済みです。 それらはネタバレにつながるので…

この小説は、高校の文化祭の映画製作の原作のために書き下ろした作品です。映画は10分くらいになりました。 あらすじ 　文化祭用の映画を撮るため学校に来ていた映画研究部の4人だった…

－短編（読了時間 約４分）－　 ある日、スランプに陥った作家の前に、謎の怪物が現れた。 その怪物は、恐ろしい……。 　あるところにＳＦ作家がいた。 　彼はスランプに陥ってい…