「西洋」を含む小説

偶然おとずれることになった小さな村にて、画家のシモンは脚の悪い少女に出会う。シモンは彼女の想像力に感服し、彼女は村を出てもっと広い世界に行くべきだ、と思うが……。

とある国に巫女として神殿に仕える女性がいた。名をアリエノール。彼女はこの国の第一王子のアルバートと婚約していた。巫女としての任期が切れる2年前にアルバート王子が突然、神殿を訪問し…

【完結済み】 高校に入学したばかりのサイラ（アニメ・ゲーム好きの妄想癖アリ）が目を覚ましたのは深い森の中だった。 ツノの生えたオオカミ（？）との遭遇で、そこが異世界だとすぐに…

後に偉大なる大冒険家として数々の書を残すアーク。 その最初の冒険と言える、生まれ育った島をめぐる旅の軌跡をここに記す。 それは――、凶悪なる妖魔を吐き出す、五つの魔洞（アビス）を…

明治維新から半世紀が経ち、日露戦争が終わり、日本は大正デモクラシーという時代に入りました。 そこでは平塚らいてうや市川房枝らによる婦人運動が起こり、男女平等論が広がっています。 …

人攫いの手からレンを助けたのは、旅人のコルスという男だった。彼の目的のため、レンはその手助けを申し出る。短い時が過ぎ、別れの日が近づく頃、コルスの身に異変が表れ始めていた。 ◆　…

公爵家の一人娘、リンリエッタの愛した男はただの仕立て屋だった。 彼はドレスのことばかりで、こちらを見てくれない。 しかし、彼はリンリエッタのことを想いながらも、身分の差を理由に気…

※2024/1/16　19:00完結 ※ノベルアップ＋にも同作品を掲載中 魔術学園グローイングには巨大なクリスタルがある。 このクリスタルに魔術を放つと、魔力特性とレベルが示さ…

童話の王国と讃え称される美しい王国がありました。 王国には、愛され、祝福された素晴らしい王子がおりました。 その名づけ親であるフェアリー・ゴッドマザーと呼ばれる妖精は、気高い娘を…

短編賞創作フェスの第３回目のお題「秘密」で書いた短編です。 家族が全員亡くなってしまい、天涯孤独のジョシュア。彼を引き取ったのは、姉の夫であるタイラーだった。 前半ジョシュア…

「あのっ、大丈夫ですか？」 　小さめの顔の輪郭に、パッチリとした二重瞼に青い瞳。 　 　シュッとした形のよい鼻筋に、西洋人らしい少し掘りが深い顔立ち。 　 　きれいなブロン…

　サンライト王国の王女、アリシアは10歳の祝福の義でスキルを授かった日、前世の記憶も思い出した。そして授かったスキルは『錬金術』。あれ？　これって私にとって天職じゃない！？ 　そ…

ある日突如として現れたドラゴン。平和な日常は脆くも崩れ去り、国を滅ぼされ、姉エルマーを攫われたコーネリアは、二人の幼馴染みと生き残った四人の騎士たちと共にドラゴンが住むという西の…

爵位と並んで武力が重要視されるガルドベーラでは、貴族男子の剣術大会参加が義務づけられている。 キャサリンは身体の弱い双子の弟・クアラの代わりにその大会に参加したのだが、意図せず最…

世界で「詠唱歌（えいしょうか）」と呼ばれる魔法手法が一般化し、魔法使いは「うた」を歌う技術を磨いて、魔物を退けている。 より力強い旋律で、より美しい歌声を響かせられる魔法使いは、…

絶体絶命の勇者が救われる、ただそれだけのお話。 ※ギャグです

十二歳の時に母を亡くした伯爵令嬢のヘレナ。 そんな彼女の父は母の喪が明けると同時に、義母となるコリーンを妻の座に据えた。最初は良かったが。 子を懐妊してから、コリーンは少しずつ豹…

その特徴的な絵で、日々の稼ぎをなんとか得ていたフィリエ。ある日、母親が連れてきた「客」は、フィリエを自身の通う学び舎に誘うのだが…… ◆　◆　◆ 「カクヨムWeb小説短編賞202…

　時、文明開化より幾星霜。 　明治から大正へと移り變はりて、人々の生活には西洋の華やかなりし異文化が根附く。 　浪漫の風も匂やかに、人々の眼に火は絶えず、なおも新進氣風と往く。 …

　所用で訪れた帝国首都の高級娼館で、自分を客と勘違いしたのか言い寄ってきた娼婦を振り払おうとしたアベル・ミシリエは、その娼婦の顔を見て思わず息を呑む。 　その娼婦の顔に、あまりに…