「拝啓」を含む小説

月に一回くらい手紙を出す練習をしようと思ったのですが、あいにくバイトもできないし、手紙を出す相手がいないので、ここに残します。

一夜にして滅ぼされた小国アーデム。 その唯一の生き残りである少年レダは、アーデムの中枢に残された魔法陣を頼りに、古より世界の破滅をもたらすと言われてきた聖伝三魔が１柱、イルガンド…

　『選択』とは何か。　 　ごく普通の主人公『雨宮千鶴』は、作者の展開する奇怪な人生観の中に、自分の生き方を見つけ出そうと『妄想』という荒波にもまれながら泳いだ先に待ち受ける運命と…

　『文を持つ死神』、彼女はそう呼ばれていた。寿命一年を対価に、死者に手紙を届ける死神だった。 　少年と死神は、戦場で出会う。無垢な目をして銃を握る名も無き兵士を、死神は引き取った…

未だかつて解き明かされていない謎。「恋」 なぜ人は等しく平等な人間に恋をしてしまうのか。 恋は生きる上で必要なのだろうか。 俺、夢莉(ゆうり)は何かの拍子に事故にあってしまった…

拝啓ドッペルゲンガー 私は猫の手でも借りたいぐらい忙しいです。どうか助けてください。 敬具私

子犬のワルツには周知の通り誕生のきっかけがある。しかし、本当はそうだったのだろうか。 ※子犬のワルツの誕生のきっかけを知っている人のほうが楽しく、より分かりやすく作品を知ることが…

一人の少女が海辺で一本の瓶を拾った。

短編です。 吹雪が止まない極寒の銀世界を、シオンは手紙を握り締めて歩いていく。そこで、一人の少年と出会う。やがて二人は手をとりあって歩き出す。終末の果てを目指して──。

無性愛者という回答に辿り着くまでに、随分と無駄な回り道をしてしまった、自分の物語。 小学生の初恋。 高校のセフレ。 大学の同性の恋人。 職場の後輩な旦那。 全部全部が、虚しか…

拝啓、あなたのいない世界 オリヴィエは、今日も彼女を探している。きっとこの広い宇宙のどこかに、彼女の笑顔がまだあると信じて。

阪島莉結（さかしまりゆ）は現在、呉島悠璃（ごとうゆうり）と共にゲーム作りをしている。 自分たちのゲーム作りの参考になるのではないかと〈百合×ゲームクリエイター〉の要素を含んだゲー…

急性異性化症候群患者のための病院で、元男子に頼まれた元女子が、手紙の代筆をするお話。 この作品は、第二十四回文学フリマ東京（2018年05月06日開催）にて、文学サークルれうに…

※ボカロ曲『拝啓ドッペルゲンガー』を元に書いたものです。 「もうひとり自分がいたら」と思う高校生、鈴森 玲。彼女の前にある日突然自分にそっくりな少女が現れる。少女は自分が玲の分…

恋に落ちる音があるのなら、恋に破れる音だってあるのだろう。 ──まさか、自分が体験するとは、露ほども思わなかったけれども。

女子高生の恋愛相談のカリスマ《ミヤコ様》に私《ユウミ》は誰にも打ち明けていない、一回り上の男性への不器用な片思いと失恋を語る。 彼にもう一度想いを伝えるためにミヤコ様のアドバイス…

「希望や夢はどこかに落ちちゃいない。自分で作り出すものだ」 いつか、どこかで聞いた言葉。 （当方、教育の専門家でもありませんので無責任なことを書いているかもしれませんので、その…