月曜日が憂鬱な人たちへの手紙(8月31日に改題)

隅田 天美

拝啓 名前も姿も知らないあなたへ

 おはよう。

 こんにちは。

 こんばんは。


 私の名前は隅田天美という。

 もちろん、偽名である。

 本名は根岸何某というがあなたを完全に信じているわけではないので名前は名乗らない。


 さて、この手紙を読んでいるということはあなたも九月二日が憂鬱だということだろう。

 私も憂鬱だ。

 神様がいるのなら永遠に日曜日のままで時と止めてほしいし、マスコミ連中も八月中旬ぐらいから「新学期には子供の自殺が……」としたり顔で騒いでいるが、正直、大人の自殺はどうでもいいのか?

 子供は前々から悩んでいて、なんで新学期に注視するかなぁ?

 これまた、したり顔の自称(他称もあり)『教育評論家』なるろくでもねぇ野郎がいろいろ言うが正直、私の人生経験上、彼らの言うことはつまるところ政権批判、世論やネットの誹謗中傷であり、本当に現場で頑張っている人たちには一寸の役にも立たない。

 

 私は大人も子供も休みたいのなら休めばいいと思う。

 体調や心の調子が悪ければ休む。

 そうしないと、本格的に体や精神を病み、それこそ辞職、自殺などになる。

 金もかかる。

 寝たければ寝ればいいし、ゲームを思う存分したかったらすればいい。

 ただし、日が長引けば長引くほど行きづらくなる。


 中学生の時にインフルエンザで一週間学校を休んだ。

 一週間ぶりに学校に登校すると、まずクラスの話題についていけない。

 数学なども分からないものが、さらに分からなくなっていた。

『塾に行けば間に合う』

 というかもしれない。

 確かに、現在は学びの多様化で勉強はついていけるかもしれない。

 ただ、仕事は違う。

 仕事に塾はないし、周りの雰囲気を読むことは死活問題になる。

 

 だから、私は「行ける余裕があるのなら学校にしろ会社にしろ行ったほうが後々楽」ということは言っておきたい。

 虐めやストレスから休むのはしょうがないと思うし、ちゃんと専門機関(ただ、昨今の状況をがんがみるに重症がする前に、具体的には「あ、やばいかも」と思ったら即病院なり支援機関の門をたたくのをお勧めする)に相談するのは当然だと思う。

 事実、私は精神科の先生から「しばらくは休みなさい」と言われた経験がある。

 それが、単に「学校行くのめんどくさい」とか「ゲームをやりたい」というのであれば行ったほうが後々得である。


 それでも、やっぱり月曜日や新学期は憂鬱である。

 私も憂鬱である。

 だから、こまめなご褒美やイベントを作る。

 なにも特別なことではない。

 好きな小説のシリーズを毎週金曜日に一冊づつ買う。(それを寝る前とかに読む)

 月に一回は回ってないお寿司屋さんで寿司をつまむ。(これも金曜日)

 ウィンドウショッピングをする。

 週の半ばに体を動かすことをする。

 有休を使ってちょっと旅(なのかな?)をする。(そして、それを『カクヨム』で公開する)

 

 私は無理に『行くな』とも『行け』とは言わない。

 ただ、希望や夢は自分自身で何度も何度も作るものであり誰かが用意したり完成されたものは基本的眉に唾をつけたほういい。

 あなたの人生はあなたのものだ。

 どうか、少しでも気が楽になりますように。


 おまけ。

 小説って誰かの夢や希望のお手伝いをするものなんだなぁ。

 今更ながらに感動し、身の引き締まる思いです。

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月曜日が憂鬱な人たちへの手紙(8月31日に改題) 隅田 天美 @sumida-amami

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