「誰かとともに」を含む小説

※令和5年9月10日、第一章完結 　目が覚めると、俺は見た事も無い場所に居た。 　なぜここで目覚めたのか、ここで何をしていたのか───俺は『いったい誰』なのか。何一つ思い出せな…

「※※※※※※※※※※※※※〜〜！！！」 えっ！？なんで私いきなり怒鳴られてるの！？ この人誰！？ここはどこ！？私のケーキは無事！？ 何で周りを騎士っぽい人達に囲まれて、武器向…

カーリング。 それは、氷上のチェスと呼ばれるスポーツ。 カーリング。 それは、気高き精神を以て技を競い合うスポーツ。 カーリング。 それは、静と動、相反する力が融合するスポー…

新宿歌舞伎町で売春をしている少女、杏奈。ある日、客の暴力に遭い重傷を負う。誰にも頼れず、死を覚悟した時、優しく手を差し伸べてくれた一人の青年がいた。青年・健太は、杏奈を自宅に連れ…

とある一人の少年。彼は普通に暮らしたいし、笑いたい。 でも、誰かを殺さなければ満たされない。 ―――この子は死なないといけない。

遥か東方、瀛州は輦山。 おおよそ300年、守護者たる御子を欠いたままの瑠璃の国では、長らく山の民と共に暮らしていた「七ツ葉」が、自身の使命を思い出そうとしていた。 一方、隣国糸の…

東北の田舎に住む、藤村創は新たな高校生活を始める。その彼に、出会い、そして、彼の意を反した想いの錯誤で、彼は、純粋であるが故に悩み、苦しみそして徐々に創は変えられていくのだった。

『ふしぎなポケット』。 童謡詩人まど・みちお氏が作詞を手がけたその作品は、日本人なら誰もが知っていることでしょう。 叩くとビスケットが増えるという、おかしくも魔法のようで魅力あ…

魔法少女の存在が世間に認知され数十年。 各国家から正式に魔法少女として活動を援助される国家魔法少女達がいた。 生物が自然に持つ様々な欲望から生まれる黒い影の怪物『ディザイアー』…

迷宮探索に明け暮れていた脳筋貴族、ルイスは。不運にも迷宮探索中に転移トラップに引っ掛かってしまう。 転移先は、配信が最盛期を迎えている日本のダンジョンだった。 早々に人気配信者・…

　立国宣言をすれば誰でも立国できるようになったので、わたしと彼と彼女はこの部屋に国をつくることにした。とてつもなく面倒な書類が七十八枚も必要だったけれど、わたしたちは力を合わせて…

『あのお方』とだけ呼ばれ名前を呼ばれることの無い漫画やアニメ、ゲームなどに出てくる黒幕。 俺はそんな『あのお方』に憧れた。 誰もが恐れるような絶対的な支配者。 敵の幹部、表…

ギリシャ神話、北欧神話、あるいはアーサー王伝説……有名な伝説は幾度となく創作物で引用される一方で、誰にも顧みられることのない神話伝承もまた、確かに存在する。日本での知名度が低かっ…

我が家の息子、ひよっこは、その自由な発想や、考え方で、家族に生き方や考え方を促してくれたり、疑問を投げかけてくれたり、笑いや明るさを提供してくれる存在。 ひよっこの言葉ではっとし…

十九才彼女なしの冒険者ライオネルが四才の少女を引き取る事から事態は動き出す。 行き当たりばったりの子育てに苦悩しつつも、仲間に支えられて過ぎる日々。 やがて成長した少女は立派な冒…

悪い魔法使いに右腕を盗られた騎士の話 企画で書いた短編です。小説を書くにあたって利用したサイト様↓ 診断メーカー、https://shindanmaker.com/878367…

はじまりはいつだったのか。 兆候は誰も指摘できない。 ふたりだったから。 ある日、なにもわからずに、家はひとりだけになった。

　貴族の家の長男として生まれて後継者となるべく育てられていたフローは、祝福の儀で【レンタル】と呼ばれるギフトを授かった。 　それは過去に誰も授かったことのない未知のギフトだったけ…

日本の名川に名前を連ねる『恋鋼川』は、岸辺の両端からアーチ状に掛かった見事な木蓮の花が有名だ──。 まだその川に名前が無かった頃の、あまりに痛々しくも抉い、悲しい恋の物語。