「カメラ！」を含む小説

カンティーナタウンには有名なおしどり夫婦がいる。 住民たちの誇りであり、自慢でもあるインツォリア夫妻は、結婚してから三年、子宝にこそ恵まれないが誰もが羨む仲睦まじい結婚生活を送っ…

実家の建て替えが決まり、そのための荷物整理の手伝いにと帰省した私は、そのさなかに古びた段ボールを見つける。 そこに入っていたのはひどく年季の入った一眼レフカメラであり、聞けば両親…

　レオ・ド・ロベールは旅人だ。 　肩にボストンバック、首からデジタルカメラを下げた金髪の白人。白のワイシャツに黒いコート。 　長い長い旅の路を彼は行く。 ＊長編作品の足掛かりと…

入院とは、悪いところを治し、元気になるための措置ですが、実際は、ものすごく怖かった話の続きです。 やっぱり、怖い…

DIYと言ってもいいのかわからないが、とりあえず。 初めに、一話目の利用規約を読んでください。 画像はほとんど低解像度です。 もとはILCE-6000というカメラで撮っていますが…

金庫に入れてある会社の売上げ金が消えた。僕は何もやってないのだが、社長に濡れ衣を着せられてしまう。そして、同時に起こったもう一つの事件も、なぜか僕がやったことに。僕がある方法を使…

　都心の学校を卒業した青年は、密かに写真家を志すものの「手が空いているなら働きに来い」との姉の手紙を受け、カメラ片手に川辺の古都Ｑへと発った。この街では、あるいくつかの希少な宝石…

いつも首からカメラをぶら下げている彼女だけど、写真を撮られるのが大の苦手。 オレはそんな彼女を追いかけて写真をこっそり撮るうちに、彼女の秘密を知ってしまい……

私は探偵。 そう、浮気調査のためにマンションの屋上で、隣のホテルの中を望遠カメラで覗き込んでいただけの、ただの探偵さ…… ※本格的なミステリーとか、深く考えたりしないようにお…

「海を見ていると、あいつの笑顔を思い出すよ。なぁ、波恵なみえ……」 旅行で妻を失った海部平蔵は、フェリーに乗ってとある島へと足を運んでいた。 そこには飼育している鹿がいる小さ…

小学生の子供を持つ主人公の幸子は、地元では人気店である「海鮮ゆきちゃん」で働くパート主婦。 ある日、飼い猫が、外から首輪に手紙のようなものをつけて帰ってきた。 その中に書かれて…

七山月子さんの自主企画『第二弾33の詩！33個の言葉を使って詩を書いてね！』参加作です。 https://kakuyomu.jp/user_events/168169278624…

山折市商店街。　AM9:00に、事件は起こった。

事故によって記憶喪失となり、新しい出来事も記憶できない僕。そんな僕の前にあらわれた怪しい見舞い客が、手土産にカメラを置いていく。 「これで撮った写真は忘れずに記憶することがで…

一年前、母が再婚したことでできた義妹・菜季（なき）の塩対応っぷりに悩む真弥沙（まやさ）。 とある日、ひょんなことで見てしまった菜季の検索履歴は……ヘンタイなことになっていた！ 義…

ハワイをこよなく愛するカメラマンの俺の周囲には、どこか切なくホロ苦い彼女達の姿があった──。そんなちょっぴり大人な短編小説集。1話読切なので、どこからでも気軽にどうぞ。 ここから…

監視カメラが個人の領域に及んだ未来社会の話。 （※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

　とある日、男は世界で一番美しいアルバムを作ろうとカメラを持って旅に出た。

　夢を追いかける主人公。本当の自分を隠しているヒロイン。 偶然が重なり、それぞれの想いもやがて重なる。 　宅レイヤーだった白石あおば。 本当の心は隠し日々過ごしている。 素顔…