「現代短編」を含む小説

読了時間は約2分。 是非どうぞ！

〈質問〉お世話になってる診療所の先生の耳が、なぜか長く見えるようになりました。わたしはどうしたらいいんでしょうか？　〈答え〉1.見て見ぬふりをする。 2.思い切って聞いてみる。 …

徳雄は仕事終わりに社長に誘われて寿司屋に入った。面倒だな。

「持って帰る？」 私はその言葉に首を振った。 だが、その時持って帰っていれば、この薔薇は死ななかっただろうか。 (表題作:冬の薔薇は死んだ) 他、思索に耽りたい時に読む短編集。

クリスマスイブ当日、私はトージと思い出の場所へ出かけた。 誰にも言えない秘密を抱えながら……。 失った大切なものとの「再会」が、私たちの心をゆっくりと取り戻していく。 不思議な風…

「水色ってのは、暖かい色だよ」 潮騒、磯の香り、渡り鳥の声――海を感じることが、水島光の唯一の楽しみだった。 先天性の全盲である彼女の世界に、色はない。 「水は透明だ。色なん…

―全7話、12:15に毎日投稿― ある夏の夜のこと。 自分の作品をつまらないゴミにしか感じられない小説家になりたかったぼくは、深夜の牛丼屋で高校時代に文芸部の仲間だったNと再会す…

「お世話してくれた大好きな先生が僕を裏切って殺したんだけど、もう一度会いたい」 「お世話していた可愛いあの子を裏切って殺した罪で生まれ変わってしまったのか？」 何千年も前に出会…

　生まれ持った力がある照井柊介（てるいしゅうすけ）は、かつて、幼なじみの久永千景（ひさながちかげ）を救えなかったことに絶望し、心を閉ざしていた。 　 　こんな人を壊す力は二度と使…

ショートショート！ 少しのスキマ時間にオススメです！

私は本音を隠して告白を断る。

この華奢で可憐な容姿を持って、私は人々に復讐する。ウンザリするほど身勝手な人々に。

ショートショート Vol16 短編読み切り　サーフィンもの

新生活の季節、俺も新しい世界へ飛び込むことにした。

映像撮影の現場には、とても多くの人間が関わっている。 監督、役者はもちろん、細かい仕事をするスタッフたちも撮影を支える重要な役どころだ。 助監督補佐見習い。 そんな雑用なのか本…

一人間としての｢個性｣｢価値｣などの言葉が、なんだか独り歩きしているような現代。 僕は俺であり、私は自分である。 抜け殻のような毎日。その中で成長していくのも退化するのも"自分"…

読了時間は約5分。 すぐに読了できますのでオススメ！

これは彼女の置いていった夢であり希望であり、また絶望である。

　友人の千夏に彼氏を奪われた美香。 　苛立ちは日々増すばかり。彼女はその鬱積する怒りを、虐めの対象である清羅を使って紛らわしていた。 　そんなある日、彼女のスマホに新着アプリの通…