「すこし ふしぎ」を含む小説

エレベーターにまつわる短編集です。 各話3分くらいで読めるんじゃないかと。 昔、auoneブログであったユーザー主導の創作企画に参加した時に書いたものが二つ。あとは新作です…

ユキトの妹、桜の右手は花の香りがする。 ユキトは眠りから見放された存在であったが、その花の香りをかぐことで眠ることができた。 ある時、桜の右手から花の香りがしなくなった。 彼女の…

留学星と呼ばれる異星人が地球上に数多く訪れるようになった時代。 ひとりの留学星が地球人に恋をした。

　ハカセは、現代物理を超越した発明を軽々とやってのける天才科学者だが、バカと天才は紙一重というか、やりたいことに夢中になって常識では考えられないことを平然とやらかす危ない男だ。彼…

そのお屋敷には教授と呼ばれる男性とお手伝いの人が何人か住んでいた。

当時はただ、ミレニアム世代の女の子がおばあちゃんになった頃の世界について考えていただけなのに、なんだか「今」じみていて、不思議。

安眠スイッチ。 それは小さな都市伝説から始まった。 『とある医者が開発したもの』で、そのスイッチを押せば『安らかに眠るように死ねる』そうだ。 スイッチ一つで眠るように死ねるとした…

　夕顔を見よう、と貴方は言った。八月最後の週末だった。 短編集『灰色の水槽、ラムネの町で』より 5月29日　東京文学フリマ　ウー20 若草屋にて頒布してます。

雨宿りに立ち寄った画廊で、私は一枚の風景画に出会う。そこには現実に存在しない光景が描かれていた。

【作品をお読みいただく前に】 過去にTBSラジオにて放送されていた伊集院光氏の『日曜日の秘密基地』。 その中のワンコーナー『秘密キッチの穴』。 リスナーが長年解消していない疑問…

　地球温暖化が進んでいた地球。ある日宇宙のどこかから異星人「熱食人ヒーティヴォア」がやってきたことで、地球は燃え尽きることなく今年も平凡な冬を満喫できている。 　寒さに舌打ちする…

全長十三センチメートル、丸型四足歩行の地球外生命体『フルッシィー』。愛らしい容姿は、どの星の生物も釘付けにする。

彼女が感染したのは、「なにか」を失う病気、ソラニン。国民の20％が感染した病気だ。原因不明の治癒不能。僕も、彼女も、それに感染しないなんて、誰が断言できるだろう。 参考曲：ソラニ…

すこしふしぎな命の一瞬は恋なのかもしれない。そういう短編集。

千五火（ちいか）は生まれた時から風と意思を通わせられた。 彼女が中学で出会ったひとりの少女は、風と千五火の交流を「異性間交流のよう」と言った。 風といることと、ひとといることの違…

ボーイズラブ小説です。 ある夜、散歩中の片石路久は雑居ビルの非常階段に人影を見つける。彼は同じアパートに住む隣人だった。路久は酔い潰れた彼が心配で、自宅で介抱することに。 真夜中…

簡単なあらすじ：五年前に日本にダンジョン出来て魔物がわーっと出てきたんで、ボスを倒すためにヒロインと攻略するぞ！っていうよくある話です。セルフレイティングは念のため。 ＊＊＊＊…

花の金曜日。彼女は狭いワンルームに帰宅して、焼き鳥と缶ビールで晩酌。 すると、何やら小さなおじさんが現れた！