「#伝奇」を含む小説

―――――――1882（明治十五）年4月29日―――――― 三重県に5番目の大学が置かれる。事実三重に異能者機関が生まれたという事になる。 神宮皇學館大学という建前で伊勢の倉田山…

贄の望む姿になるカタチを持たない神様が、贄の死んだ想い人の姿で妻問いに来てしまった話。 和風ファンタジー異類婚姻譚です。もしくは、誰でもない誰かが、誰かになる話。 一章『神様の…

ゼロ年代の個人サイトで流行した「お題」のひとつに「文字書きさんに100のお題」がありました。 2003年に開設したウェブサイトのコンテンツのひとつとしてこのお題に挑戦していたので…

　一〇〇〇年前の文明で造られた〈あおまし〉により、世界が森に包まれた未来。 　森の木々と共生している〈あおまし〉は、ときおり〈怪もの〉と呼ばれる怪奇現象を起こすことがあった。 〈…

傘を持たない《あなた》は雨に濡れていた。男性は《あなた》に良い雨宿り場所があることを教えてくれる。そこは喫茶店だった。女性店主は《あなた》に珈琲を出し、降り続く雨に濡れないで帰る…

高校生の凛太朗は亡くなったばあちゃんの家を久しぶりに訪れていた。生前のばあちゃんは認知症を患ってから”しっぺえ太郎をなかせるな”という言い伝えを頻繁に口にするようになっていたのだ…

アメリカ人のトミーは、国防長官の息子だ。自宅をパーティー会場にして楽しんでいると、突如怪物が乱入して来る。一切の兵器が通用しない怪物から逃げる為に、宇宙への脱出を試みる……。 …

九空埜（くからの）希生（きお）という少年は物心がつく頃から『だだっぴろい空間を歩き続ける』という夢を見続けていたが、高校生になったばかりの春の日、ついに夢の果てまで辿り着く。 そ…

　この世は常に視えぬ脅威に晒され続けている。 　人にあだなす怪異、あやかし、邪神の復活を目論む異能者達──それらと日夜戦い続ける者達がいた。 　皇紀二六六七年、日本皇国。大學の神…

十年に一度、真夜中に行われる魔法使いの戦い――魔導大戦。 それは椚夕夜の消失と共に幕を閉じた。 魔法使いとしての使命を終えた神凪空音は戦いから身を引き、変化した日常を過ごしていた…

中学一年生の夏休み、母の故郷であるアイルランドのとある村へと赴く。 不運なことに、そこである大きな事故に巻き込まれた主人公の菊間ハギトは『精霊の心臓』を譲られ急死に一生を得る。 …

少女は優しい両親の待つ家に帰宅したが、待っていたのは死だった。しかし、少女は泣かなかった……。 クロノヒョウ様の企画 第49回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画 「泣かな…

　欧州大陸を舞台に各地の英雄が躍動！　 ※フランス革命期前後を想起させるような、人ではなく猫に置き換えたストーリー

僕の日常に突然現れた彼女は魔術師と名乗った。 青春は唐突に終わりを告げ、僕は日常に別れを告げたんだ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…

小内幸雄は、安アパートに住みながらも充実した生活をしていた。なぜなら自分の部屋では思う存分、煙草を吹かすことができるからだ。紫煙を立ち上らせていると、幸雄は壁の隙間から風が吹き込…

中学生・佐京光希は家族の帰宅していない家に帰る。そこで自分の机と壁に小さなメモが挟み込まれていた。《たばこ　だめ》と警告する内容だった。家族の誰の字でもないメモは、その後も続いた…

鳳凰は焔の鳥。鮮紅の血燃え立たせ、すべてを焼き尽くす・・・。愛しき者よ、我が熱き身に抱かれよ！我ら比翼となりて、ともに、悠久を翔けんー！ 遥か千古の、中華を思わせる大地。世は長き…

「今や日の本の他に蒼天なし」 荒廃した地球で唯一生き存え、神々のネットワークで覆われた日本で、人間は機械義体と電脳の恵みを享受して生きていた。 狗奴国の諜報員ケナは三国に潜み根を…

用意したジャンルホラーを中心としたクイズとなります。 オリジナルの『クイズ』で楽しく遊んで脳を活性化させませんか？ 脳トレはその名前の通り脳のトレーニングで特殊な道具が無くて…

オリジナルの『クイズ』で楽しく遊んで脳を活性化させませんか？ 脳トレはその名前の通り脳のトレーニングで特殊な道具が無くても出来る。 そのため、言葉遊びは『暇つぶし』だけで無く『…