「誰だ？ 私だ！」を含む小説

研究所に来た古い巻物。私はそれを解読していた。話の内容は十二干支についてだ。 　「順番についた人からその年の王にしてやる」 そうして干支が始まった。誰しもが知っている話だ。 　…

小学生時代、私がクッキーを食べていると隣に座る子が「ちょーだい」と言って勝手に袋に手を伸ばしてきた。クッキーを食べられて私がしょんぼりしていると、予想外の展開が待っていた。

定義と本意を曖昧にするのは一番避けたいが、注釈だらけになるのも煩わしい。そんな話題をどう文章にしたらいいか悩んだ結果、生まれたのがこちらになります。

「お前との婚約を破棄する！！」 婚約者に高らかに宣言する男性 でも、誰が悪役令嬢なのかわからない 眼の前にはそれっぽい女性が何人も 「それ誰ー？」 「知らなーい」 「私その時国に…

企画用の書き下ろしです。この作品でも、特定の主人公はおりませんで、ある女性の一人称で語られます。杉ちゃんは、温泉が大好きです。私も温泉が大好きです。だからこそ、誰にでも、温泉を楽…

過去は変えられない？本当にそう？ 流れていく毎日の中で、誰かの強い思いが時間を超えて何かを変えていく。誰も気づかないほど、そっと。 そんな事がもしかしたら、私たちの周りでも起…

私、高橋 真由美(たかはし まゆみ)改め、西園寺 真由美(さいおんじ まゆみ)、年齢はクリスマスに誕生日がくれば50になる、もう本当の意味で「ババァ」と呼ばれててもおかしくない年…

わずか「９」歳の人間に、負けたーー向島日垂（むこうじまひたる）は、 彼女が「異形」であり、それゆえに負けたのではないかと思うーーだが、「理性」とデーターが 「異形」ではないと示…

どこの家でもそうだと思っていたようなことが、自分の家庭のみの事情で驚いた。誰しもそういう経験が一度くらいあるのではないだろうか。私にとっては菊乃さんがそうであった。

※この小説は同じ高校で同じクラスの【影山秋】を軸として、【夏目陽奈】【月島千春】の3人の視点で物語が進んでいきます。見出しタイトルと本文の先頭に【】と名前を入れて（例：【影山秋】…

私たちの関係は誰にも言えない。 2人だけの秘密。 ★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 華恋（かれん）×晃（こう） ・・・・・・・…

ある地方にある、 人口1,000人にも満たない小さな《結子(すくね)島》には古くから伝わる『海女伝説』があった。 そんな島に、代々《海女》を生業(なりわい)とする家に生まれなが…

「私にはもうピアノは弾けない、弾く資格なんてない。」 音楽専門高校で奮闘する学生たちの青春を描いていきたいと思っています。 初心者ですが頑張って書いていくつもりなので暖かい目で読…

宮草さまの自主企画「おみくじを作って、遊ぼう！」参加作です。 私の過去作の登場人物があなたの運勢を語ります。 さて、どの作品の誰か分かるかな？　読んでないから知らない？　じゃあ…

誰も私の寂しさを紛らわせることができなかった。 夜毎囁かれる愛の言葉も、私には何も響かない。 私の心は氷のように冷たく、何も感じなかった。 感じられなかった。 あの月のせいだ。…

出来損ないで何も持たない私を、優しくて黒い犬がずっと守ってくれた。片眼は青くて、片眼は傷付いた、優しい……犬？ 第一回こむら川小説大賞参加作品。 参加期間終了後の2020…

シロ先輩はただただ私を甘やかす—— 私が高校で初めて出会い、仲良くなったシロ先輩こと北条白美（ほうじょうしろみ）。 私が通う高校の生徒会長にして、学校一の美人と評判のシロ先輩…

SNS、NeDiの急速な発達によって人々の距離はとても近くなった。 すぐそばに他人がいる環境、呼びかければ誰かが応えてくれる世の中の傍らで起こる恋愛事情のいざこざ。 『別れ屋』。…

誰の頭の中にも天使と悪魔がいる。 それぞれがそれぞれに好き勝手僕らの状況と判断を解釈して助言や意見をする。 どちらを取るかは僕ら次第、 天使だから正しい、 悪魔だから間違っている…