「秋 私」を含む小説

私は内代さんが好きでした。 ある日いきなり、内代さんからごちそうしてもらえると電話をもらったのです。 私は、うきうきしながら内代さんの家に向かったのですが、私が考えもしなかった…

　この文書は、私がサイバー犯罪事件を取材する中で見聞きした内容をまとめたものである。 　一連の事件で『犯人』として逮捕された者達。彼らは確かに、何らかの形で犯罪に関わっていた。…

魂の重さは２１グラムだという説がある。 投資に失敗して有り金全部を失い壮絶な爆死を遂げた時、 魂の抜けた投資家の体重が２１グラム軽くなるという都市伝説だ。 ２００８年初頭、身…

「片倉先輩、流石にそれはどうかと思いますよ」 「何でですか、すっごい可愛いしかっこいいじゃないですか」 「あなたのセンスどうなっているんですか」 「それはこっちのセリフですよ」 …

ある日目を覚ますと、通っている中学校の教室だった。 そして、裸だった。 理由は分からない。昨晩の記憶もよく思い出せない。 品行方正に生きてきたはずの私がなぜこんな目に？ どこ…

高校生と小学生の姉妹が日々に出会う謎を解き明かす１年間を描く連作短編集。2016年4月〜12月の出来事を描いています。 ※「小説家になろう」にも転載しています。 （あらすじ） …

夏休みも終わった秋の夜、海と山に囲まれた小さな田舎町での恒例行事。 『秋穂祭り』 何の変哲もない日常がそこにあり、皆が幸せそうに笑っている、そんな和で楽しい夜。 私は、見…

クレアは、しがないただのメイド。ご主人様のために、今日も一生懸命働きます。 ご主人様は、楽しい人です。ご主人様と一緒にいるだけで、クレアは心があったかく、楽しくなるのを感じます…

公爵令嬢の生活が最高すぎて地球に帰りたくないけど、テストで上位に入らないと地球に強制返還……そんなの嫌！　 絶対に公爵令嬢の地位は手放さない！ でもイケメン王子やお菓子の誘惑が…

角川ビーンズ文庫　2017年8月1日発売！ 著：あさば深雪 イラスト：美麻りん 定価：本体580円＋税 ISBNコード：978-4-04-105972-2 地味な私・テマリ…

　現在掲載を休止しております。コンパクト版に力を入れていますので、よろしければそちらをご覧ください。 　高校一年生の秋。 　翠兎《スイト》は親友である達樹《タツキ》と共にゲー…

裏があるかもしれないショートショート。 誰の影響かは判りませんが、好きな作家は星新一です。

ホラーと言ってもハッキリ言って怖くはありません。 当時の私が全く恐怖も感じていなかったのですから。 八歳の夏、私は家族と共に信州のとある温泉旅館に泊まった。 何でもない静かな田…

文學界新人賞第一次選考通過した作品です。 歩（あゆむ）と私は二卵性双生児として生まれた。 幼い頃から自分を女の子だと思って歩は育ち、そして自由奔放だった。私はそんな歩に翻弄され…

　楽しい筈の夏休み、突如の奇禍により人の営みが壊滅した孤島で、ひとり残った少女は『死んだ叔父たち』と共に暮らしていた。 　標本室で蝶と鉱石囲まれ彼女を待って眠ってるきれいな死体…

ある秋の日の、ある放課後の、「普通じゃない」日常。 でもこれが私達のかけがえの青春の一部で、他のなににも変えられないもの。

「私、今日、告白します」 　高校2年の秋、幼馴染の彼女はそう告げた。 　俺は考えることになる。 　彼女はどうして告白することにしたのか。 　彼女は何を考えているのか。 　そして、…

　短期の出張中、私は辛い出来事があると、宝物を取り出すかのように、遠く離れた恋人の彼との思い出を眺める。だけど、中秋の名月が昇る曇り空の下、言いようのない悲しみに襲われた私は、彼…

勤務していた書店が２つ閉まった経験を持つ筆者の経験をまじえてお届けする、小さな書店のラノベ売り場をめぐる戦場。 １店目は雑誌、２店目は文庫担当。 ２店目では特にライトノベルの強…

「今日も寒そうだなあ」 高校二年生の秋、私はいつものようにマフラーとカーディガンをみにまとい、学校へ向かった。ああやっぱり今日も寒い。 そんないつも通りの朝、空にははっきりと…