私がこの作品に出合ったのは、いつだったろうか。素直にこう思ったものだ。
「ああ。ドンピシャだ、これ」
更新されるたびにニヤニヤしながら読んでいたのを覚えている。
正直に言って、人に見せられる姿ではない。
「読んでます! 続き楽しみです! 主人公をもっと酷い目に遭わせてください! もっと〇〇を××させて、△△を――」
と言いたかったものだが、いかんせん気恥ずかしくて言えなかったのだ。
世間体を気にしていたのである。
私は作中の登場人物「マッパーマン」に憧れた。
欲望に忠実でありながら紳士な、彼のようになりたかった!
だから、だから私は――
――窓の外に赤い光が明滅している。呼び鈴も、もう何度も鳴っている。
もしかしたらもう、このサイトにログインできなくなるかもしれない。
でも最後に一つだけ。
続き、いつまでも待っています。
(追記)
駐車禁止取り締まりとガスの検針でした。
私は何もしていません。本当です。信じてください。