「少女と少女」を含む小説

リサが公園でおなかをすかせた猫を連れて帰ると、なんと猫は人間の男の子になってしまった。 魔法の国から来たという彼は、駆け落ちした王女様を探しているそうなんだけど？

氷の少女フランチェスカは神殿にいた。今日も女神の務めとして祈りを捧げるためである。少女は過去を回想する。神クラスの武器として人を殺める仕事をしていたころのことを。

山田茜は琴を奏でる少女。親から無理矢理習わされ、嫌っていた琴。その気持ちは転校生の到来と共に変化していく。自分の琴を聴いてくれる人が現れた事で。しかし、それは悲劇の序曲でもあった。

明石紋子(あかし・あきこ)は、恋多き女子高生だ。 恋はもうこりごりだと思っていた紋子が学校の階段の掃き掃除をしていたときに出会ったのが、ふしぎな少年「水沢フリル」だった。学年は一…

わたし―紗（すず）―は小学5年生。 わたしには、前から1人の友だちがいるんだ。 だけど、その存在は秘密。だって、お母さんも「見えない」「そんなのはいない」なんて言うんだもん。 だ…

地球人類が滅亡すると直観した私はケーキを食べに行くことにした。命がけのその行為に迷いなどない。私は人生で初めて、おいしいケーキを食べるのです。たとえどれだけ痛い目に遭おうと、関係…

１０歳の月城　優（つきしろ　ゆう）は転生したーーー白髪の美少女へと。 剣や魔法、エルフにドワーフ・・・現実では考えられないファンタジーがこの世界にはある。 優は新しい命に戸惑いつ…

兄ルートヴィクと、その弟ゲオルグ。戦場を共にしつつもその仲は冷え切っていた。 ある戦の終わり、ルートヴィクはゲオルグに褒美として虜囚の娘ローザを与える。 それから数年後、美しい女…

「君を妻として迎えに来たよ」 仮想明治時代。調香師の春子は見知らぬ洋装の青年・子槻から告げられる。 幼いころ、子槻は『春子を妻として迎えに行く』という約束をしたという。まった…

その子が直観すると、世界に十字架が生える。 しあわせな世界で。 世界に歓迎された天才少女の親友だった少女は、みずからの幸せを考える。

街で盗みを繰り返しながら生き抜く足の速い少年はある日とある少女に出会う。 彼はこれからどんな人生を歩むのか。これは世界の誰かにまつわるささやかなお話。

深幸はたまたま去年同じクラスだった男子に会った。 彼は元気なく、ブランコに座っていた。 どうしたのかと気になって近づいてみると、よく理解できない事情を話された。 深幸が抱いた感情…

ある日、失業した駆（かける）はカツアゲされる。度重なる不幸に落ち込んだ駆は、ベンチに座り込んだ。すると、さっきの金髪少女が駆の目の前に現れた。逃げ出した駆だが、結局追い付かれてし…

KAC20212「走る」 2020年、誰もが想像もしえなかった世界。誰もが苦しんだ世界。 スポーツの世界でもそれは同じだった――。 義足の少女がただ生きるために「走る」 そし…

擬音語少女。 恋愛未経験として言いたい。これであってんの？

穏やかな昼下がり、公園で出会った青年と少女。この町に越してきたばかりの青年は、少女に町の事を尋ねる。 青年は町の黒歴史や、少女の悲しい事情を知る事になる。 二人の会話だけで繰り広…

軍の士官学校を卒業した主人公、リコリスは、同日で軍の備品管理倉庫の管理官を命じられる。辞令に従ったリコリスが山奥にある備品管理倉庫で見たのは、軍需物資の山ではなく、七人の少女たち…