「現代短編」を含む小説

身近なものが喋る短編シリーズ第一弾。 ぱっとしない毎日を過ごす会社員の寧々に話しかけてきたのは、スマホの待ち受けのアニメキャラだった。 人間関係において受け身だった寧々は少しずつ…

なんたって、21時のレイトショーでゾンビ映画を見ているのか。なんたって、隣に元彼とその今の彼女が座っているのか。最悪の夜だ。目の前のスクリーン以上に地獄だろう。

周りの人からどう思われるかを気にしてしまう……、学生時代の切ない恋心を、全２話の短い物語。

理科室に忘れ物をした莉穂は、取りに行った先で思いがけない出来事に巻き込まれる。 中学生の青春がたっぷり詰まった放課後のお話。

引きこもりの鬱。 どんな姿であれ、生きているんです。 自分を嗤いながら。

サンクチュアリ………………聖域。日本ではその意味から転じて、忘れ去られた場所や荒んでしまった鳥獣達の住処を保全する目的で設営された「保護区」という言葉で使われている。

思いつくままに書き綴った、甘酸っぱかったりほろ苦かったりな青春模様。 ネタができたら都度更新。

耳なしウサギ…耳が生まれた時から片方のない、心優しいウサギ。 銀のイチョウ…イチョウ並木の中に一本だけ聳え立つ、銀色のイチョウ。

　基本的に何も起こらない物語です。 ※幽霊が出るけどホラーっぽくありません。正直ホラーというジャンルに分類して良いか作者にも分かりません。お手数ですが、気になる方はご一読して判断…

彼氏彼女の関係になった幼馴染。 いつも通りの下校時に、自分へと迫る軽トラックが。 恐怖のあまり目を瞑った自分だったけど、その身に不幸が起こる事は無かった。 恐る恐る目を開く…

お久しぶりです、第２作目です。今回のテーマも暗いですが、共感してくれる方がいるとうれしいと思っています。 最後までよろしくお願いいたします。

　大学で落伍し学習塾講師の職で食いつないでいた榊に、急な仕事が転がり込んだ。彼が師と慕う“塾長”が倒れ、その代役を頼まれたのである。困惑しながら経験のない仕事に取り組む榊だったが…

ここは星が生まれて死ぬ場所。 数多の星に生まれた人々の人生を集めた蔵書でございます。 今日はこちらに何をしに？ ＊短編になります

羽佐間乱子は、眉目秀麗、頭脳明晰、ミステリアスな学校一の才女である。 彼女はある日、クラスの窓ガラスを割ったという嫌疑をかけられる。 『学内随一の才女にして問題児、羽佐間乱子。…

2020年10月下旬、舞台は少し寒さが増してきた東京。 迫りくる虹色おばあさん。 迎え撃つは陰キャな男。 全ての鍵は、家族の絆。 うんこを漏らしてからの大逆転劇が、今始まる。

写真撮影が趣味の佐野は、撮ってもいない写真がカメラに保存されているということに悩まされていた。駆け込んだ診療所で奇妙なカウンセラー・鮎川に相談を乗ってもらうことになるが事態は考え…

2020.10.24執筆『男と女』 「始発、じゃがりこ、鎖」の三題をテーマに貰って書きました。『男と子供』、『女と子供』の二章構成です。

ここは私と彼の家だ。びっくりするほど大きな家ではないけれども、可愛らしくて、落ち着いて、ほっとする場所だった。きっとこれは、なんてこともない日常なんだと思う。

学校へ行き、塾へ行き、ごくごく普通の生活をしている「俺」には、普段は忘れていることがある。 それは、振り返るといつもいる「アレ」のこと。 無関係だと無視し続けた「俺」が、長じた未…

俺には小説しか残されていない。