「見えるようだわ―」を含む小説

他人の体に、「ON/OFF」のスイッチが見えるようになった。 スイッチを「ON」にしてやると、勝手に死ぬみたいだ。 他の人には見えていないらしい。 俺はそれを、「自殺スイッチ」と…

眼鏡をかけている間だけ、幽霊の女の子が見えるようになった。彼女は今日も、僕のお弁当箱からおかずを奪う。 ラブコメってなんでしょうね。甘い卵焼きにケチャップ付けるのが好きです。

※角川スニーカー文庫様より、書籍発売しております。発売日は3月1日です。 ある日、全身がピンク色の蚊に刺された。こんな蚊もいるんだなと、気に留めていなかった。しかしその日から、…

「クソマジメガネ」のあだ名を持つガリ勉優等生・十文字平太。彼はある日、校内一の美少女「センター女子」の桃と出会うが、そこで桃の彼氏になると主張する剛に因縁をつけられ、殴られてしま…

ある日、僕は他人から猫に見えるようになってしまった。 女の子たちには可愛がられるものの、このままでは学生生活に支障が出てしまう。 友人によると、これは巷で噂になっている不思議現象…

小説好きな高校生、解名井 茂塗（わない もと）。彼は、ある日、交通事故に遭ってしまう。一命は取り留めたものの、そのせいで、自分に取り憑いている天使見習いで守護霊、ユラの姿が見える…

高校生の暗堂黎次は、とある事件によって霊的存在が見えるようになった。なってしまった。 彼の前に現れる様々な異形達――その誰もがダメ幽霊(？)であった。 「ちくしょぉぉぉっ！！」 …

これは、幽霊が見えるようになった少年の物語。

　キノブックスさんの第三回ショートショート大賞で最終選考に残った作品です。 　――ある日から他人のお腹に色がついて見えるようになった俺は、腹白い彼女と出会った。 　同賞に応募…

社畜くん、仕事に追われ仕事ちゃんが見えるようになる。 仕事ちゃん、仕事してると見える。社畜くんの心の癒し？ 過労死ちゃん、カローシってロシア人っぽいね。死神は幼女。

僕はある事件以来正夢、未来視そして人の心が見えるようになった。 例えば人の死ぬ姿、不幸の結末、幸福、恋愛様々。 でもそれを自分で抑えることはできない。 だがそれ故自分自身に幸せが…

僕の右手が透けて見えるようになってしまった。仕事を辞め、猫を撫でる日々。恋人の優にはまだなにも、話していない。

東原亜紀は、過去に事件に巻き込まれたことから、幽霊が見えるようになる。 これは、亜紀が佐倉沙羅の母親の幽霊と出会うところから始まる、怖くない幽霊の物語である。 「東原亜紀、幽霊…

高校生の木村仁は、ある日ほかの人には見えないものが見えるようになってしまった。それは、自分のことを慕う赤いランドセルを背負った女子小学生だった。実は彼女の正体は仁の守護霊であり、…

その世界で、「人の存在が消える形」は二つあった。 一つは、普通に死ぬこと。そして二つ目は、存在が失われて消去されること。 誰にも認識されない人間は、消える。そんな世界で、誰からも…

わたしの涙は宝石になるの。 わたしの命はこのきのみなの。 わたしの海にはイルカがいるの。 月の光で見えるようになるから、月光イルカっていうんだよ。 +++ 「シーガー病」「…

　二月二十二日、午前二時二十二分二十二秒のことである。夜更かしをしていた人たちはその瞬間、寝入っていた人たちはめざめと同時に理解した。 　今日は、かぶった猫が見える日である。 　…

新和泉 零王は普通の高校生、だった。 ある日、車にはねられるまでは。 その日から彼には選択肢が見えるようになった。 妄想がふと頭に浮かんだ時、それが分岐となり現実に分かれ道…

６年生なった翡翠明兎（ひすい　みんと）は始業式に向かう途中、歳が近そうな男子を見かける。一度見かけただけなのに頭から離れられない。 そんな帰り道、また朝に見た男子を見かける。 な…