「恋愛短編」を含む小説

　小学生の立石香には、家に生えている大きな木の香りを嗅ぐ習慣があった。

美雪と和晶には忘れられない思い出がある。雪の降る中、白い樹木の並ぶ美しい神社の参道を2人で歩いたこと。 30年後、2人の娘の凛も同じように恋人とその神社に行くが‥‥ 凛も両親と同…

学校の屋上で目覚めた戦場犬助は、二人の女子から突然「どちらと付き合うか」、などという究極の質問を突きつけられる。 「何がどうしてこうなった」。ここしばらくの記憶をほとんど失った犬…

ぼくはお友達の女の子に誘われ、夜の公園へ向かう。 彼女がいうには、その時間に猫たちの集会が行われるという。 そこで二人が見たもの。感じたこと。

好きな子と友達が付き合ってしまった女子高生、椎名志乃は暗澹たる日々を送っていた。ある日、志乃は謎の女から「人を支配できるカード」を渡される。支配する条件は、「カードゲームで支配し…

図書室の奥地。昼休みにここで昼食を食べている高橋に、いつも樹山は付き合ってやっていた。ほぼ毎日のようにカースト最下位はどちらかについて言い争っている。 高橋はクラスの女王である谷…

短編恋愛小説 スピリチュアル系要素あり アラサー女子と空自パイロットの恋愛ショートストーリー （注意書き）小説内に出てくる神社や自衛隊基地とは何の関係もございません

やっとこさ、まともな青春ライフのスタートを切れた学生・俺。 だがある日、事件が起きた。そりゃもうどでかい事件だ。 俺の下駄箱の中に──何か、ある。

（俺は絶対諦めない！　あの子は俺のものだ！） 　俺の名前は、大城雄太おおしろゆうた、二十歳。身長は百九十センチくらいある。高校生の頃はバスケ部だった。背の高さを生かして、ダンクシ…

ロンドンへの異動が決まった。気が付いたのは、私は彼がいなくても生きていけるということだ。

好きになった人に彼女がいたらなにも言えなくなる。 言えなくなるのは怖いから。 勇気のなさを後悔するくらいならと思うのに。

♦登場人物の紹介♦ 魔王　人間界で作られた恋愛ドラマを観るのが趣味。自分も人間の女と恋愛をしたいと思うようになり、現在は男子高校生に変身して女子高生とデートを楽しんでいる。

彼女の身体に触れられないで悩んでいる男の話

「これは友人の話なんだが……」という言葉を皮切りに、十年来の友人、バルテスが恋愛相談をしてきた。 「それ絶対にバルテス自身の話だ……！」と確信した魔女サリーは、媚薬を作って恋の後…

「ねぇ」 ──「はい」 「あたし達ラブホ入ったんだよね」

一話完結の恋愛短編集。 愛情が向かう先には、行き場があったりなかったり。右往左往も縦横無尽もスパイスにしちゃう。それが大人の作法。涙は隠しても想いは消せない。それが大人の可愛げ。…

「あなたも恋に悩んでるんでしょ？」 隠れた花屋には不思議な花が置いてある。なんでも恋する気持ちによって変わるらしい。そんな花屋に訪れて恋を叶えていく女の子たちの話。 反応が悪く…