「寂しさ」を含む小説

寂しさの終てる国がある。 そんな噂を聞いた旅人と、川のほとりにある茶屋の娘の話。 初めまして、「もこ」と申します。 これは、ある短歌を元に作った小説です。ここまでの超短編を…

大海原の中心にある島で千年もの間一人で暮らす魔女・フェーナ。 薬作り、植物採集、料理に読書、様々なことをしながら日々を過ごしていたが、ある日、孤独なことに寂しさを覚えつつ海を眺…

吸血鬼がいた。死ねない吸血鬼が生きていた。

小学生の頃、ある出来事で心を失った俺は、他人と関わらないように生きてきた。 そんな孤独の中、ただ一人、コダマだけは何も言わず、俺に寄り添ってくれた。 だが、このところ、コダマが全…

一夏の恋日記。 主人公の彼方 夏/かなた なつは、女性専門風俗店で働きお金を稼いでいく。 そのお金で美術専門学校に通い、新しい友達も出来たけれど、高校生の時に付き合っていた彼女…

八月三十一日の夜九時、ど平日の夜遅く。 「明日夏祭りに行かない？」 俺はつい昨日のチャットを見ながら天を仰いだ。 明日になったら、空の向こうに彩花はいるのだろうか。 そんな、…

私は、病室に入ってきた見知らぬ女性にひどく惹かれた。 仄かな寂しさの漂う掌編小説。

過眠によって仕事と家を失った澤野。最近同棲していた恋人と別れたばかりで、寂しさのあまり不眠になったという松並の家に、居候させてもらうことになる。 一つのベッドで眠るさみしい二人の…

　日野蒼士には両親がいない。たった少しの間だけ愛を注いでもらったが、両親が病と事故で死んでからは、俺が妹に愛情を注いだ。 　それから妹は専門学校へ行くために家を出て、俺は一人にな…

●髙橋 月愛(たかはし るな) →2001年6月10日生まれ。 髙橋家の長女。自分の父は洋介だと信じて疑わずに生活していたが、2023年8月10日、「本当の父親は別に居る」と母か…

寂しがりで変化を恐れる女と、たぶんそれ君以外も思ってるよって言う男の、最終的に恋愛が始まるかもしれない結婚式当日。

決め台詞 「人生いつでもやり直せるー私にないもの、学歴、職歴、右手の小指、私にあるもの、前科、刺青、覚せい剤歴ーそれでも神と共になら、どんな人でも更生できる」 夜は親がいない寂…

自分からはなにもせずに、人の注目も浴びることなく、生きてきた僕は、新しいスマホを手に入れる。奇妙なアプリ「ケルブ」を起動してから、突如起こる異常現象。それは血天使による人間の選択…

「アニメやゲームの世界に本当に行ってみたいと思わないか」 　そんなキャッチフレーズで始った移住型ＶＲＭＭＯ『アルカンディア』 　少年コウは参加した初日、ギルドを出て直ぐに少女ユウ…

彼は、その日二度死んだ—— ゲームを何より生きがいとする大学生、葉鳥　蓮(はとり　れん)は、趣味に時間を捧げて寂しさを満たす毎日を送っていた。 いつも廃人一歩手前までゲーム…

魔術師兼冒険者として活動していた俺は、ある日突然パーティーから追放された。さらに何故か冒険者組合までも追放され無職に。寂しさのあまりに奴隷市場で売っていた狐の亜人ヨツノを買ってし…

　日本から見知らぬ世界に転移してしまったリナは、森の魔女に拾われて魔女の弟子となった。やがてその魔女も亡くなり、ひとりぼっちになったリナは、ある日毛皮にされそうな大きな銀色の狼を…

【最近流行りの"ざまぁ"ではなく"あまー"ラブコメです】 3年付き合った彼女と別れてメンタルを病んだ俺、久山 秀人（ひさやま ひでと）は、癒しを求めて「お悩み相談アプリ」を使いと…

このお話は、日常生活で寂しく生きている人を描いてみました。 きっと居場所が無くて、孤独感や寂しさを抱えている人もいるのかな。そんな気持ちで書きました。