小学生の主人公の身に起きる悲しい出来事。その夜から、謎の女性「コダマ」は、度々現れた。せつなくはもハートフルな物語でした。
朝からジックリとお話に没頭してしまいました。ネタバレになりそうなので多くは語りませんが、一人で過ごしてきた主人公の、これからの様々な幸せを想像できるような…ラストも良かったです(*´艸`*)先生のご活躍、これからも期待してます!(≧▽≦)♪
胸が塞いでしまうような辛く悲しい出来事も支え合って乗り越えられたら、新たに生きる道へと続いていくのかもしれません。ふわっとした読後感から作者の優しいまなざしが伝わってきて、心に響きます。
後味の良い大変良い物語でした。なぜかもののけ姫が見たくなりました!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(398文字)
自分のばかな一言で両親を失い、やがて祖母も失った主人公は、度々現れるコダマだけが、心のよりどころでした。しかし、成長した主人公にコダマが現れることがなくなってきます。たまらず、夜の山に分け入った彼を追って、人影が……短い物語の中に、主人公の哀しみがぎゅっとつまっていて、せつなくも清々しい一作です。良作です!
不思議な妖怪(?)と少年のお話です。 人は一人では生きて行けないのだな、とシミジミ感じました。普段は感じませんが、ふと、一人になった時、私たちは誰を思い描くでしょうか。 妖怪でも猫でも犬でも構いませんが、できれば言葉が通じる方が嬉しいですよね。 ・・・ちなみに私は一人になった瞬間、すぐお酒を呑んでしまいますので、余り誰も思い出さないようです。