哀しみがぎゅっとつまっていて……

自分のばかな一言で両親を失い、やがて祖母も失った主人公は、度々現れるコダマだけが、心のよりどころでした。
しかし、成長した主人公にコダマが現れることがなくなってきます。
たまらず、夜の山に分け入った彼を追って、人影が……

短い物語の中に、主人公の哀しみがぎゅっとつまっていて、せつなくも清々しい一作です。
良作です!

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コダマ

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