「刻」を含む小説

最強にして至高。冷酷にして無比。従順にして高潔。人間の間でそう伝わるのは、天魔将軍が一人《瞬刻のヴィルヘルム》。これまでにステータスオールSSSの勇者達を一瞬で敗北へと追い込…

　逢魔時（おおまがとき）。昼と夜の境目。この世に人ならざる者が跋扈（ばっこ）し始める1日の中で最も危険な夜の始まり。 　誰も外に出歩かない刻に1人の少女は誰もいない町をさまよう。…

　取り入れし者に長寿を与える万物の果実から誕生せし、桃太郎。 　全てを噛み砕く牙を持つ狗、悪しき者を引き裂く爪を持つ霊長類、悠久の時を生きる不死鳥を引き連れて、暴虐の限りを尽くす…

大戦末期、「魔法」の実戦投入の遅れから敗色濃厚となった帝国軍のある駐屯地。素性不明の魔法使いの少女が侵入したことで駐屯地は大騒ぎとなっている。同刻、駐屯地内では高位の神官が密室で…

江戸なのかどうなのか定かでは無い古き時代、戦嫌いの侍がいた。 名を集呉郎。 集呉郎は戦の時代で反乱分子と認識され追われる毎日を送っていたが、遂に逃げ場を失って、祖父から伝わる巻物…

【題名を仮題から変更しました。旧：彷徨種族は刻筆【ルーン】を纏う】 【本作は「エイワズ・ナート　～異世界嫌者は手を伸べる～」の原作となります。そのため一部ネタバレを含みます】 …

親が他界して、バイトでなんとか食いつなげている「私」。 「―何故か昨日のことだけ思い出せない―」 「私」に起こったこととはなんなのか？ ミステリー短編小説「独り」 読んでいた…

☆あらすじ 　玄野(くろの)学園高等部に転校してきた、自らを死神と称する少年、寺川魁琉。転校する直前の日に、魁琉は夢を見る。それは、誰かが苦しむビジョン。誰かが助けを呼ぶビジョン…

水原凪の日常は、飛行機墜落とともに堕ちていく。 辺りを埋め尽くす炎の中、死を間近に感じながらいなくなった家族のことを想う。 走馬灯のように流れるのは、一年前の父親が再婚した時から…

月影族、未だ誰にも知られていない民族。月の影、新月の刻に突如として現れて目を合わした人間を喰らい尽くす人喰いの民族である...

少年王アーシュと　 竜の顔を持ち　心を封じられた戦士との戦い 戦士セルトを開放する為に・・アーシュは 他サイトにもあり　関連作品ありです　 イラストもあったりです＾＾； 関連…

　異世界と地球が繋がった未来において、英雄としての力を手にした赤羽　瞬は、数多の犠牲を代償に、世界を平和に導いた。しかし戦争がなくなった世界は変わらず混沌としていた事から、無力感…

　鎌倉にある、時が止ったような昔の佇まいを残す、どこか懐かしい古い町並み。 大学を中退した主人公が営む古本屋には、不思議な同居人がいた。 鎌倉を舞台に巻き起こる、怪奇談の数々…

イレーヌ大陸。それは呪われた大陸だった。 戦いを望み、血で汚れていく大地。終止符を打ったのは、再生の女神イレーヌだった。女神は、殺しあうことで醜き獣となった人間達の前で、奇跡の浄…

平穏無事に暮らしていくはずだった、だがそれは突然終末を迎える 既に滅んでしまったその世界で、狂い続けているその世界で 一つのことを証明したい者、あることに執着している者、自分を…

これは随分昔の、遠い日の記憶のお話。 もしも、かの国の少女――否、乙女と呼ばれた彼女が、自由を手に入れていたのなら、歴史は違っていたかもしれない。 死が刻一刻と近づく乙女のもとへ…

「ハーレムを作ろう！」 　西下 刻也はクラスメイトである最上 綾からそんな突飛な提案をされた。彼女曰く現実には青春が、夢が足りない、と。 　非現実的だとは思いつつも、彼はその提…

クラウテル歴4219年6月20日、とある国の研究所が事故で爆発、膨大な量の有害物質が空に舞った。 それらは雨水に混じり瞬く間に世界中に広がりあらゆる生き物を殺していった。 人族、…

祝祭(カルネヴァーレ)　の舞台と人物紹介 《舞台》 　十二世紀　威尼斯《ヴェネツィア》共和国 　海上交易都市国家 　基督《キリスト》教国でありながら、希臘《ギリシア》正教を国教…

同題異話SR「午前三時の小さな冒険」に参加するために書いたお話です。 ある女性が「丑の刻まいり」を行います。「呪い」という方法を使って、鬱屈した想いをきっぱり断ち切ろうとするわけ…