「青い月」を含む小説

夢見がちな女の子・汐里（しおり）は、王子様に憧れる高校三年生。 ある日、大人の世界に踏み込もうとした彼女はバーテンダーの樹と出逢う。 （※第4巻まである小説本の、第1巻部分を公開…

五年に一度死者が迷い込む事がある世界ー… 午前０時に青い月に願いを願えばその願いは叶うというー… 一人の少女の願いは純粋な願い さあ、鐘の音が鳴り響くー… 貴女は何を願…

行きつけのバーで会った女軍人と僕。 軍隊という男所帯で、女であるが故心を痛める彼女。 そんな名前も知らない女を「守りたい」と思う僕だったが……。 突発小説。 意味なんてないで…

《裏側》という異世界が現実世界と隣り合わせに存在している少しずれた現代日本。北国の田舎の小都市、朝州市ではデブリと呼ばれる怪物たちが大量に発生する異常現象が起きていた。仕事が出来…

「命」を刈り取る音が聞こえるーー刈り取られるかもしれないという予測 ーーそれはコンピュータが導いた結論 思い付きで、未来を変えるために、－－青い月の崩壊いや、新生を願うが、、…

　二十七年前、『青い月』の出現と共に、不思議な力を持つ女性たちが次々現れた。 　彼女たちは見た目の成長が小学生程度で止まってしまう代わりに、人知を超えた力『魔法(マギカ)』を手に…

12歳の時、ルーシーはローデンリニアにやって来た。 世界を転移したのだとすぐ気付いたけれどその時にはもう既に遅く、彼女はローデンリニアの伯爵家に拾われ、容姿の美しさから次女として…

「青い月」から遡ること数十年前。 明治時代の頃、神山家長男・類は、自分より年上の幸子に恋をしていた。 けれども、家の伝統を守るために、他の女性と結婚しなければならなかった。 それ…

大正時代、半ば。 地震で家と両親を失った少女（小夜さよ）は、叔母のいる村へとやってきた。 この村を支配する一族、神山家か。その家で働くことに。 原案を麻人さまの詩に着想を得て、…

会いたい人に会うための 青い月の奇跡のはずだった 《幾百の年に１度。碧月の約束を叶えたまえ。８つの星の名の元に。さすればどんな願いも届くだろう》 言い伝えには隠された秘密が…

書き直しです。 十三年前に兄をなくした少女はある夢にとらわれていた。 ある日、転校生の男の子に夢をかなえてあげるといわれて、私をはじめ、四人の人間が彼らに協力することとなった。

塔に住む姫君は、今はなき王国の記憶を繰り返し織り続ける。 ※特殊形式の小説です。 （初出：2013年『リプで貰ったキーワードやモチーフを使って世界観や世界を作るよ』） お題「大…

ここではない何処か。青い月の伝説の残る世界の孤児院の前に、１人の少年が佇んでいた。辛うじて名前だけ覚えていた美しい少年。何もかもを見通す加護の力を持っていた彼は、帝国で力を伸ばし…

夢の中で青い月に見惚れていたユエ。 何処かに落ちていく感覚に意識を失うが、次に目覚めたのは見知らぬ岩場だった。 外国風の人々に電気のない生活。その代わり魔道具と神様からの加護の力…

この声が君に届くなら その臆病な目を開いて 僕の輪郭に触れて 僕が此処に居る事を 僕に教えてくれないか 青い月を見上げれば この胸の叫びは飼い慣らせないから ＊＊＊ 弱虫な勇…

ライカンスロープ、人と獣の二つの面を持つ者。 真夜中、多くの人が眠らぬ都会も、多くの人が眠る田舎も、すべてを駆け巡る獣人たち。 自らの呪いは解けないのなら、どうやって生き抜こうか…

青い月（ブルームーン）を見たら幸せになれるって言われているんだって。 それなら私が生まれたこの街は、幸せな街なのかもしれない。 青森県は十和田市。私の大好きな故郷の風景を文字に…

チェロ講師をして日々を暮らす僕。ある冬の朝、日課である散歩に出かけると、湖で一人の女性と出会う。緩やかで退屈な日々に現れる小さな喪失の物語。